やぎ座
お店の問題
幽霊とヤクザ
今週のやぎ座の星周りは、幽霊とヤクザに耐えて福来たる。笑いの底に暗雲かかるもシャベルとノベルで天や椀や。
これは例えば、あなたがお店を経営していたとして、嫌なお客さんをどうするかという問題に直面していくイメージにも置き換えることができるかも知れません。
店に幽霊が出ると言われたら、誰でも薄気味悪くてたまりませんが、考えてみれば同じ場所で何百年何千年と人が暮らしていればそこいらじゅうで人は死んでいる訳で、死んでいる人ともどうにかこうにか付き合っていく術を覚えた方がかえって都合がいいでしょう。
ヤクザに目をつけられたらそりゃたまったもんじゃないし、尻尾をまいて雲隠れした方が確かに利口だけれど、懇意にしてくれている他のお客さんのことを考えたら、裁判に勝つまでの辛抱と腹を決めて、人間戦わなければいけない時もある。それに、そこで離れなかったお客さんとは、あんがい生涯の仲になったりするもの。
そんなわけで今週は、自分がどれくらいの器量かをはかるつもりで、でんと構えているといいでしょう。
シャベルとノベル
経営者であれば、笑ってばかりいられない時が必ずくるものさ。そんな時に力になってくれるのは、論語と算盤ならぬシャベルとノベル。
ざっくざっくと土を掘り返し、記憶の地層の中に埋もれた事実や学びを必要に応じて見つけて来るならシャベル。それを誰が聞いても分かるように、かみ砕いて紙芝居に仕立てあげるならノベル。
もちろんこれだけであらゆる問題がまるっと解決とまではいきませんが、 この二つのカードを揃えてきちんと使っていくことができれば、どんな難しい状況においても、「自分がどこまで責任を果たしていく必要があるのか?」という必要十分な見極めはできるようになるはず。
夫婦やパートナーとの関係も、長期化すればお店と同じ。耐えるべきところは耐え、線を引くところはきちんと引いておく。両者を過たないことが長続きの秘訣です。
今週のキーワード
経営と見極め