やぎ座
強者のオーラを身に纏う
鋼鉄の決意を
今週のやぎ座は、黙って座ればピタリと当てる人相見のごとし。あるいは、洞察力が高まり、周囲の人が気付く前に誰よりも早く「運命を見抜く」というキーワードが強調された星回りと言えるでしょう。
ただし、予感を知らせるだけなら虫でも出来ます。人間ならばその先が大事なのです。なんというか、誰が反対しようが拳をかためバンと実行していく「力強さがあってこそ」、という感じ。それでこその2017年なのです。
おそらく2017年は、やぎ座にとって、新しい目標や目指すべきロールモデルを選び直していくと同時に、交友関係にも変化が生じ、これまでの自分と決別する「潔さ」が求められる年となってくるでしょう。
そうして、自分が心から望むものをよくよく見極めた上で、その実現のためには手段を選ばず、利用できるものはすべて利用するという、鋼鉄の決意を固め、それを周囲に宣言していくことができるか否か。
形骸化した形式的付き合いや立ち位置よりも、生身の真実が宿った新たな可能性に賭けていけるかどうかが試される時です。
頭はどこまでもクールに
戦車に乗ったエリツィンの姿を見たことがあるでしょうか?
エリツィンは1991年に起きたゴルバチョフ政権へのクーデター未遂を阻止したことで一躍注目を浴び、旧ソ連崩壊に決定的な役割を果たし、新生ロシアの初代大統領となった人物で、政権末期に自らの後継者としてプーチンを指名した人でもあります。
エリツィンは何かと戦車に縁のある政治家で、1993年にも議会を戦車で砲撃するという強硬手段に出ることで、ソ連から引き継いだ最高会議を廃止しています。
こんな政治家は、おそらくこれまでもこれからも日本からは出てくることはないでしょう。いつでも軍事侵攻を決意をもつ政治家にはやはり他にない独特のオーラがあります。
しかし、いまのやぎ座にとっては、そんなエリツィンの徹底ぶりは見習うのにちょうどいいかも知れません。
ただ忘れてはならないのは、目的を遂げるため、邪魔するものの息の根を止めることも厭わないという気迫は、必ず「頭をクールに保つこと」で初めて可能になるということ。
すぐにかっかしているようでは、真の意味で夜の人のためとなっていける強者とは言えないのです。
今週のキーワード
運命を見抜く、潔さ、戦車にのったエリツィン、強者のオーラを纏う、頭をクールに保つこと、「力強さがあってこそ」(2017年)