おひつじ座
空の彼方に靴を飛ばすぞ
躊躇なくいくぞ
今週のおひつじ座は、「春空の思わぬ方へ靴飛べり」(守屋明峻)という句のごとし。あるいは、不要な思案や否定的な考えを捨てさり、躊躇をなくしていくような星回り。
転がってきたボールを思いきり蹴り返した拍子に、靴まで一緒に脱げて飛んでいってしまう。そして、ボールはあらぬ方向へ。そんな少年時代の記憶を思い出させてくれる掲句ですが、しかしこれはある意味で今週のあなたを象徴する光景と言えるかもしれません。
ここでいう「転がってきたボール」とは、新たな出会いであり、あるいは相手から差し向けられる思いでもあります。それに対し、本能のおもむくままに全力で応えること。
今週はそれができた時、あなたの中でわだかまっていた感情や思考は、さながら脱げた靴のように空へと吸い込まれていくことでしょう。
「童心に帰れるか」という基準
「ようやく子どものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ」 というのがピカソの最晩年の言葉だったのだとか。そう聞くと、ピカソという人は、ただ絵を描く喜びの中にいたい人だったのでしょうね。
あなたが最近そんな純粋な楽しみを味わったのはいつでしょうか? そしてそれは最高の満足と比べてどれくらいの満足度でしたか?
今週は、ともに童心に帰れるかどうかが人付き合いの大切な基準になるでしょう。まずは自分や相手の心臓の鼓動を感じようとしてみることです。
今週のおひつじ座へのキーワード
天気は転機