おひつじ座
レールの上の自由
仏さまの視点
今週のおひつじ座は、「波乱なき一生も一生 昏々とたましひ遊べ あめつちの間(かん)」(高野公彦)という歌のごとし。すなわち、しばらくのこの状況に対し、次第に超然としていくような星回り。
「一生」は「ひとよ」と読む。もし仮に、この世のなにもかもを見落とすことなく見通す仏さまがいるとして、その目から見ればみな等しく迷える蝶のようなものだろう、と。
今週のあなたには、どこかそんな仏さまの目から自分や過去の出来事を見ていこうとするような、なまなましい現実を遠くへ突き放してしまう穏やかさが宿ってきそうです。
あるいはそれは、どうせ一生迷えるままなのなら、蝶のように無心になってふらふらしてやろうじゃないか、という開き直りなのかもしれません。
いずれにせよ、異なる局面にある視点を行き来していくことで、自然と俯瞰的に物事を見ていくことができるようになっていくはず。場合によっては、現実の出来事を繰り返されるパターンとして認識されてくることもあるでしょう。
お釈迦様の手のひら
今週のあなたに突きつけられるテーマは、お釈迦様の手のひら上にいることを不自由と思うか、むしろ自由と感じるか、ということとも言い換えられるかもしれません。
西遊記の孫悟空ではないですが、最初はどうしても敷かれたレールの上を歩かされているようなもどかしさを感じてしまうかもしれませんね。個としてどんなに優れていたとしても、大きな視点で見ればどれも大したことのないのだと知ると、やる気そのものがなくなっていくこともある。
一方、それとは異なる受けとり方もあります。どこまで行って何をやっても、神様の手のひらの上なんだからこれほど自由なことはないという考え方です。今週のあなたは、そのいずれかの立場に立つことになるでしょう。やったね!
今週のキーワード
運命