みずがめ座
蜜蜂と巣
象徴としての蜜蜂
今週のみずがめ座は、蜜蜂が必死で集めた蜜を運んで、巣へ帰っていくよう。すなわち、より貢献できる「場」を見出し、そこでまた新たなミッションを得ていくような星回り。
旧約聖書には、力強きサムソンがぶどう園のそばを通りかかった時に一匹のライオンと出会い、それを素手で倒しました。すると、その死体に蜂が群がり、蜜を集めた。
サムソンはその蜜を持ち帰って父母に与えたましたとさ、というエピソードが出てきますが、蜜とは「神々のたべもの」であり、桃太郎のきびだんごのように「再生」の力を与える神具で、ここでは蜜蜂とは「神の使者」なのです。
彼らはどこからかサムスンとライオンの1件を察知して駆けつけ、為すべきことを為して巣へと帰っていった訳ですが、蜜蜂の巣はその形からキリスト教世界では「教会」ないし「墓」の象徴とされ、すなわち「預言」ないし「死」を連想させるものとされてきました。
あなたが帰るべきは預言をあずかる教会か、ひとつの終わりと共にあるお墓か。
今週は他者に干渉していくことで初めて開けてくるものがあるはずです。
蜜蜂から巣へ
あなたの専門分野は何でしょうか?
それに対する答えがどんなものか、その自信と実績がどれほどのものかはさておき、今週あなたは、そうした専門分化された現代社会の一歯車の立場から、少しだけ俯瞰的な視点の方へスライドしていくことができそうだ、という風にも言えます。
それは言い換えれば、専門性を持ったたくさんの歯車を統合し、全体の頭脳となる王様=「蜜蜂にとっての巣や、女王蜂」の視点に近づくということ。
そこではあなたが今すでに乗ってしまっている成長曲線の限界も見えてくる一方で、自分の活動がリンクしている潜在的な対象物も見えてくるかもしれません。
あなたはつながろうと思えばどんな相手でも繋がれるのです。それが可能な現状を、存分に楽しみましょう。
今週のキーワード
ミード