おうし座
自由な私になっていく
おうし座の人たちにとって2019年上半期は、革新の星・天王星がおうし座入りした3月をピークに、古くなり硬直しつつあったパターンが音を立てて崩れたり、突如、新しい世界へ放り込まれていくような日々が続いたことと思います。
対して 2019年下半期は、そんな新世界にも少しずつ慣れていき、冷静さと落ち着きを取り戻していくことができるはず。
そして今度はしかと腹をくくった上で、これまで縛りつけられてきた制限を脱ぎ捨てていくための具体的なアクションを、より積極的に引き起こしていくことが求められていくでしょう。
結果として、かつては 特別な意味を持っていた人間関係がひとつの終わりを迎えていくこともあるかもしれません。けれど、そうした変化を必要以上に恐れる必要はないんです。
あなたがよりあなたらしくなっていくことを許してくれる相手なら、どんなに形は変われども、関係性そのものが壊れてしまうことはないのですから。安心して自由になっていくこと。
そして、 これまで使っていなかった才能や欲求の引き出しを思いきりあけて、自分を打ち出していくためのトライアル&エラーを繰り返してみること。
それが今年下半期のおうし座のテーマなのだと言えます。
2019年下半期、各月の運勢
7月「本音があぶり出されていく」
2日(火)に火星がしし座入りしていく7月は、 おうし座にとっては「傷つきやすく、守るべきものとは何か?」という問いが改めて突きつけられてきそうです。おうし座から数えて4番目のしし座の位置は、家庭や居場所、本心や動機付けを意味しており、そうしたトピックについて人から探られたり、自分で主張していかねばならない状況に直面していきやすいはず。これは、 マイペースなおうし座らしからぬ激しい星回りとなるため、昂ぶった神経を鎮めるための手立てもあらかじめ講じておくといいかもしれません。
8月「純粋な情熱が出てくる時」
中旬頃までは引き続き、身近なところでのやり取りが非常に「熱い」ものになりやすいでしょう。ただし、これが18日(日)に火星がおとめ座に移動するのを皮切りに、星が次々におとめ座へと移動していきます。おうし座から数えて5番目のおとめ座の位置は、息抜きやリフレッシュを意味しており、 これまでの緊張感のある「勝負!」の雰囲気も収束し、「やっぱり好きなものは好きなのだ」と肩の力を抜いて趣味やロマンス、楽しみ事に没頭していくことができるでしょう。おうし座にとって、のびのびと心地よさを感じていきやすい時期です。
9月「調整とテコ入れ」
コミュニケーションの水星と、愛情や感性を司る金星が14日(土)にてんびん座入りしていくと、これまでのびのびと「楽しむこと」を第一としてきた流れが、「美しく形を整える」という意識へと変わり、人間関係をめぐるルールの再設定やリズムの正常化が行われていきます。おうし座から数えててんびん座は6番目の位置にあり、これは健康管理や生活習慣の見直し、役割分担などの意味もありますから、 生活の各方面で「交通整理」がなされていくでしょう。ピリリとした緊張感はありますが、同じ金星を守護星にもつてんびん座の影響を受けるため、感性は研ぎ澄まされていきます。
10月「魅力溢れるモテ期到来」
9日(水)以降さそり座に入っていく金星(おうし座の守護星)は、4日(金)にてんびん座入りした火星とお互いの守護星を交換した(火星はさそり座の守護星)ミューチュアル・リセプションという位置関係にあり、これは星同士が不器用ながらも強く干渉しあい互いの連携を強めます。そのため、 いつもなら越えないような一線を越えて誰かと関わっていこうしたり、特定の相手と融合しあうほどに接近したいという強い欲望が湧きやすく、自然と魅力やエロスが増して、他者に向けて発揮されやすいタイミングとなりそうです。
11月「充足と必然を感じていく」
2日(土)に金星がいて座へ抜けると、身の周りの関係性にサバサバ感が出てきて、おうし座の人たちもどこか解放感を得ていくことができるはず。そして11月の最重要ポイントはなんといっても、12日(火)のおうし座での満月。 5月5日のおうし座新月からの約半年間で叶ったこと、叶わなかったことを、数日かけてゆっくりと整理していくといいでしょう。冥王星と吉角を組んでいるこの満月を通して、あなたは生命としての欲求が深く満たされ、必然性をもって落ち着くべきところに落ち着いていくでしょう。
12月「学びを耕す」
3日(火)に木星がいて座からやぎ座へ移動し、これを機に「自分の人生は自分で支配する」というムードが社会全体で強まっていきます。これはおうし座にとって非常に心地よい影響をもたらし、自然と安定感が出てくるはず。やぎ座はおうし座から数えて高次の学び、師との関わり、そして旅を意味する9番目の位置にあたり、 ここからあなたは一見無駄に思えることや、苦手に感じる分野にもあえて挑んでいくことになるでしょう。ただし、それは後のあなたにとって「使い尽くせない資産」となるのです。
2019年下半期のおうし座におすすめ映画
「イエスマン」(2008、アメリカ)
退屈な毎日を送っていたカールは、ある日ひょんなことから友人にセミナーをすすめられて行ってみるが、そこで「全てのことにYESと言わなければならない誓い」を立てされてしまい、そこから彼の人生は大変なことになっていくというお話。 私たちは普段、訪れるチャンスに対しYESとNOを織り交ぜて対処している訳ですが、それを両極端にしてみたらどうなるのかを描いたこの作品は、コメディー調ながら描かれているテーマはとても深いです。自らに経験を許すということがどういうことなのか、今のおうし座の人にもぜひ本作を通じて、主人公と一緒に考えてみてほしいと思います。