考えたことを、「見える」様にすることは大事です。自分の中の物を全て吐き出すことによって、さらに広く、より深く考えることができます。普段考えていることを頭から追い出すとそれを埋めるように新しい考えが生まれ、いつもは思いつかないようなアイデアが出たりします。そのための方法やアイテムは色々あると思いますが、考えるスピードにアウトプットのスピードが追いつかなくて思考が止まってしまうのは最悪です。アウトラインエディタアプリの「ListJuice」はシンプルで物足りない部分もありますが、思いついたことを「書く」、それを「整理=リスト化する」、という点に限っては、最高のアプリです。
機能はシンプルで、「書く」ことと「整理する」ことの2つです。 画面の行頭記号「・」のある行をタップして書き始めます。一行書いたらリターンすると、次の行が出てきます。キャンプの持ちものという単純なリストを作ってみます。筆が止まるまでとにかく書き続けるのも一つの方法ですが、時々頭の整理をしながら、下の階層に入ってみるのもいいですね♪ ということで、「着替え」の項目を書き始めます。どんなものが必要でしょうか…。どんどんリストアップして書き溜めたら、時々整理が必要です。 リストを右にスワイプすると、階層化できます。スワイプした行以下が下の階層に移りますが、逆に左にスワイプして階層を上げることもできます。右上のボタンをタップすると、リストの順序を入れ替えることができます。「ー」ボタンで、その階層を折り畳むことができます。「・」をタップすると、そのリストのみの編集画面に移ります。「・」を長押しするとメニューがポップアップして、そのリストを「完了」させるか、「削除」できます。「完了」させたリストは色が変わります。「書く」→「整理する」を繰り返し、もうこれ以上書くことが無い!となったらリストの完成です。冒頭で「物足りない」といったのは、この完成したリストを保存したりエクスポートする機能がないことです。エクスポートできれば長文を書くときのプロット作成や、ネタ帳としても活躍してくれそうなので残念です。有料版でもいいから、ぜひ欲しい機能です。なにしろここまで書きやすい、整理しやすいユーザーインターフェースを持つアウトラインエディタは、「ListJuice」のほかにありません。とりあえず下書き的にブレインストーミングするには良いかと思いますので、気になった方はぜひ一度お試しください。