先日開催された「Apple Event」で、iPhone 16やAirPods 4などの新製品や、関連する新機能が発表されました。
今回は、Appleが手がけるAI機能「Apple Intelligence」について詳しくご紹介。
文章作成や画像編集を強力にサポートしてくれる、注目の新機能になりそうです。
Appleの新機能「Apple Intelligence」はまるでパーソナルアシスタント!
「Apple Intelligence」は、iPhoneの『iOS 18.1』、iPad向けの『iPadOS 18.1』、Macの『macOS Sequoia 15.1』で提供が開始される、パーソナルインテリジェンスシステム。
本機能を搭載した端末では、言語を理解して文章を作ったり、画像を生成したり、ユーザーの代わりにタスクをこなしたり、まるでパーソナルアシスタントのように活躍してくれるといいます。
また、プライバシーやセキュリティもしっかり守られ、蓄積されるデータにはAppleですらアクセスできないんだとか。
「Apple Intelligence」はまず米国英語のベータ版がリリースされ、2025年には日本語対応となる予定ですよ。
最適な言葉を見つけてくれる文章作成機能
ここからは「Apple Intelligence」がどんな時に役立つのか、シーン別に見ていきましょう。
まず1つ目は、作文ツールとして“書く”場面でパワーを発揮。
高度な言語機能を使い、「メール」、「メモ」、または他社製アプリなどにおいて、文章の書き直し、校正、要約を行なってくれます。
例えば、授業内容を数秒で要約したり、さっと書き留めたメモを素敵な招待メッセージへと変換してくれたり、あらゆる書くシーンで威力を発揮してくれるとのこと。
文章内容が思い通りのトーンや言葉づかいになるまで、複数のバージョンを提案してくれるため、もう文章を書くことで頭を悩ませることが無くなるかもしれません。
写真の不要な部分の削除や、画像検索にもお役立ち
次に注目したのは、「写真」アプリでの活躍。
写真に写った不要なものは、アプリ内の『クリーン
いつどこで撮ったか思い出せない写真や動画を探し出したい時は、検索欄に着用している洋服や背景シーンの説明を入力すれば、お目当ての画像がヒット。
大切な思い出を振り返るムービー作成したい場合には、新機能の「メモリームービー」を駆使して、打ち込んだキーワードから関連する写真やビデオを選び、ストーリー仕立て動画を作成してみてはいかがでしょうか?
優先通知で大切な連絡を見逃さない
「通知」機能にも、「Apple Intelligence」が作用。
ロック画面の一番表面にスタックされる「優先通知」では、ユーザーが真っ先に目を通すべきことを知らせてくれます。
現在の通知機能では文章の肝心なところが途切れて表示されることもありますが、「優先通知」ではテキストの要約も同時に行われるため、ひと目で内容が理解できそう。
この他にも、すぐに確認する必要がある通知のみを表示する新しい集中モード「さまたげ低減」や、Eメールの緊急メッセージを上部に表示する「優先メッセージ」などの便利機能も見逃せません。
Apple製品に関するお悩みをSiriが解決してくれるかも!?
「Apple Intelligence」の能力は、Siriの機能もアップデート。
より豊かな言語理解能力を備えることで、ユーザーが言葉につまづいても話についていくなど、これまで以上にSiriとのスムーズなやり取りが実現しますよ。
さらに、膨大な製品知識にもとづいて、Apple製デバイスの機能や設定方法に関する、何千もの質問にも答えてくれるそう!デバイスの操作方法で困った時は、まずSiriに相談してみると良いかもしれません。
iPhoneやiPadでの作動時には、画面の縁を囲うように光り輝く新しいデザインが採用され、見た目も一新されます。
「Apple Intelligence」の登場が待ち遠しい!
「Apple Intelligence」は、今後数カ月の間に、さらに多くの機能が提供される予定。とっても魅力的な機能のようなので、日本語で操作できるようになる日が待ち遠しいですね。
「Apple Intelligence」の詳細はこちら
https://www.apple.com/jp/