iPhone向けのソフトウェア「iOS 16.4」が公開されました。
最新版には、一般公開を前に話題となっていた新しい絵文字が正式に追加され、その他にも通話や通知にまつわる新機能などが追加されています。
優秀って噂の「声を分離」機能が、通常の電話でも使用可能に
それでは早速、新しく仲間入りした「iOS 16.4」の詳細を見ていきましょう。
まずはiOS 15より追加されている通話時の「声を分離」機能が、「FaceTime」などのビデオチャットだけでなく、「電話」アプリの通話でも使用できるようになりました。
周りの騒音を識別してシャットアウトし、クリアな通話を促してくれる今機能がより幅広いツールに対応してくれるなんてうれしいですよね。
現時点では、周囲の環境音などもすべて拾う『ワイドスペクトル』機能は、「電話」アプリでの通話では使用できません。
ホーム画面に追加したWebサイトアプリに、通知機能が備わったよ
お気に入りのWebサイトは、アプリのようにホーム画面へアイコンを追加しておくと、スムーズにチェックできて便利ですよね。
「Safari」で設定する場合は対象のページを開き、シェアボタンから『ホーム画面に追加』を選ぶだけでOK。
iOS 16.4では、ホーム画面に追加したWebサイトアプリに、新しく通知が届くようになったといいます。プッシュ通知やバッジのおかげで、より素早く新着情報を目にすることができるようになるかも!?
現段階では通知機能に対応しているWebサイトが少ないようですが、今後の展開を楽しみに待ちたいですね。
光が点滅する映像が流れたら、画面が自動で暗くなる新機能
映画などの映像作品で激しい光の点滅シーンなどが含まれる場合、刺激に弱い人のために注意喚起が流れたりしますよね。
そんな光の点滅やストロボ効果を自動で検知し、表示する画面を暗くしてくれる機能も追加されました。
これを使用したい時は、設定アプリの「アクセシビリティ」から「動作」を選択。
デフォルトではオフに設定されている、「ストロボの発行を暗くする」をオンにすればOKです。
チカチカとした光を映像上で見るのが苦手な方は、今機能をぜひ活用してみて。
iCloud共有ライブラリを含めた、重複写真のチェックができるように
iOS 16より登場した、「写真」アプリ内にある類似した画像を検知する「重複項目」がパワーアップ。
iCloud共有写真ライブラリ内にある、重複する写真やビデオの検出にも対応するようになりました。
同じような画像なのに複数枚保存したままにしていると、iPhoneの空き容量を圧迫する原因になっちゃうかも。「重複項目」をうまく活用して、カメラロールを整理整頓してみてはいかがでしょうか?
「iOS 16.4」には、新しい絵文字や新機能がいっぱい!
この他にも、iPhone 14/14 Proモデルに備わっている「衝突事故検出」機能の精度がより最適化されたり、画面が見えなくてもiPhoneを使用できる「VoiceOver」機能が「天気」アプリの地図にも対応したりしています。
21個の新しい絵文字や、ご紹介した新機能などが気になる方は、「iOS 16.4」へバージョンアップしてみてくださいね。