カメラアプリ「Dispo(ディスポ)」って、ご存知ですか?
フィルムカメラ風の写真撮影が可能なものの、その写真を確認できるのは翌朝9時という、少し不便なこのアプリ。
カメラ機能だけでなく“写真SNS”としても楽しむことができ、「いずれ『Instagram』のような人気アプリになるのでは」とまで言われているんです。
今回はアメリカで生まれ、いま日本でもじわじわ注目を集めつつある「Dispo」の機能と魅力をご紹介します!
「Dispo」って一体どんなアプリ?
「Disposable camera(使い捨てカメラ)」が語源となっている「Dispo」。
1880万人以上のチャンネル登録者を抱える超人気YouTuber、デイヴィッド・ドブリックさんが、このアプリを生み出しました。
「Dispo」の特徴は大きく分けて3つ。
・写真は指定の「rolls(ロール)」にまとめることができ、ロールは他のユーザーと共有することが可能
・写真が確認できるのは、撮った翌朝の9時
ここからは、特徴的な機能について詳しく説明していきますね。
「Dispo」で写真を撮ってみよう
会員登録後のアプリを立ち上げると、まるで本物のインスタントカメラのような画面になりました。
中央の小さなスクリーンがファインダーの役割を果たしていて、ギザギザの模様が描かれた中央の丸いボタンをタップすると、すぐに撮影ができるというシンプルな仕様です。
右上の歯車の部分をスワイプすればズームイン・アウトも可能。右上に2つ並んだボタンをタップすれば、フラッシュを焚いたり、フロントカメラに切り替えたりすることもできますよ。
シェアしたい写真は「rolls」に追加
撮った写真は「ライブラリ」に自動保存され、自分だけで楽しむこともできますが、ぜひ「rolls(ロール)」も活用してみてくださいね。
撮った後でロールに追加することもできますが、あらかじめ追加先にロールを選んでおくこともできますよ。今回は「isuta」という名前のロールを作ってみることにしました。
この段階で「シェアする人を見つけよう」から友達を選べば、ロールへの招待を送ることが可能です。
ロールは「公開」か「プライベート」かを選ぶことができるので、友達とだけ共有したい写真は「プライベート」を選ぶようにしてくださいね。
作ったロールには「まだ何もありません」というメッセージが。右上にあるフィルムのアイコンをタップすると、ロールの参加メンバー一覧ページへ飛ぶので、ここで「メンバーを招待」することもできますよ。
例えば友達と旅行に出かけるときは共有のロールを作っておき、旅行中に撮る写真が全てそのロールに追加されるようにしておくと、思い出を共有する楽しさが生まれますよね。写真を送りあう手間が省けるのもうれしいポイントです◎
実際に写真をいくつか撮ってみました。
アプリなのにすぐに見られない!翌朝9時の現像をお楽しみに
撮った写真をすぐには確認できないのが「Dispo」の不便さでもあり、おもしろさでもあるんです。
少し時間を置いてから写真を確認することで、改めてその思い出の余韻に浸れることもありますよね。
この写真の現像が完了するのは翌朝9時。それまで楽しみに待つことにしましょう。
「翌朝9時」と言いつつも、実際には「直近の朝9時」というのが正しい表現かもしれません。例えば朝8時に撮った写真は、1時間後の9時に現像されますよ。
9時を迎えて実際に確認できるようになった写真がこちらです!
フィルムカメラで撮ったような、どこかアナログな雰囲気が漂っていませんか?
ここにフィルターをかけたり修正をしたり、といった加工が“できない”のもまた魅力。自然なままの被写体を楽しんでくださいね。
屋外で撮ると、このような仕上がりに。
風景全体を写しても、被写体に近づいてみても、どことなく雰囲気のある写真が撮れるはずです。
通常の使い捨てカメラの場合、屋内で撮影するときはフラッシュを焚く必要がありますが、「Dispo」はフラッシュなしでもしっかりきれいに写るのでご安心を。
現状、アカウント自体の公開・非公開を選ぶことはできません。ロールごとに公開範囲を選べるのが、「Dispo」のおもしろさの1つです。
単純なカメラアプリとしても楽しめますが、気になるユーザーや公開されているロールをフォローして、“ソーシャルに”楽しんでみてもいいかもしれません。
アプリがリリースされた当初は招待制でしたが、現在では招待なしで誰でも利用できるようになっています。
現在はiOSのみの対応ですが、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。