Appleは日本時間11月1日、iOS 11のアップデートとなる『iOS 11.1』の配信を開始しました!
このアップデートには、70文字を超える新しい絵文字の追加や不具合の解消、Wi-Fi脆弱性への対応、iOS 11でなくなった機能の復活など、たくさんの修正が含まれていますよ♪
Wi-Fiの脆弱性「KRACK」に対する修正を実施
先日来、世間で話題となっているWi-Fiの脆弱性「KRACK(クラック)」。
これは、Wi-Fiの暗号化方式であるWPA2に見つかった脆弱性で、これまで強固とされてきたWPA2でもWi-Fiで送受信する内容が盗み見られてしまう可能性があるものです。
この脆弱性に対しては、Wi-Fiルータ側ではなくクライアント側での対応が必要だったのですが、さっそくiOS 11.1でKRACKへの修正も実施されました。
とくに無料Wi-Fiサービスなどを利用する方は、なるべく早めに適用して安全を確保しましょう!
3D Touchでマルチタスクのアプリを切り替える機能が復活!
iOS 11では新しい機能がたくさん追加される一方で、一部の機能が削除されて残念がられることもありました。
その代表的な機能が、3D Touch対応のディスプレイで、画面端を押してマルチタスクのアプリ切り替え画面(Appスイッチャー)にアクセスする機能。
iOS 11.1では、この3D Touchでマルチタスクのアプリを切り替える機能が復活しました!
仕方なくホームボタンの2度クリックでアプリを切り替えていた方も、慣れ親しんだ切り替え方法に戻すことができますよ(^_^)
iOS 11.1のアップデート内容一覧
絵文字
- 食べ物、動物、伝説上の生き物、衣服関連品、より表現豊かなスマイリーフェイス、性別による区別のないキャラクターなど、70字を超える新しい絵文字が追加
写真
- 一部の写真がぼやけて見える問題を修正
- Live Photosエフェクトの再生が遅くなる問題に対応
- iCloudバックアップから復元したときに、一部の写真が“ピープル”アルバムに表示されない問題を修正
- スクリーンショット間をスワイプするときのパフォーマンスの問題を修正
アクセシビリティ
- 英語点字のグレード2の入力の対応を改善
- 複数ページのPDFへのVoiceOverのアクセスを改善
- 受信した通知を知らせるときのVoiceOverのローターのアクションを改善
- AppスイッチャーからAppを削除するときのVoiceOverのローターのアクションのメニューを改善
- タッチ入力モードでVoiceOverを使用しているとき、代替キーが表示されない問題を修正
- “メール”でVoiceOverのローターが常にデフォルトのアクションに戻ってしまう問題を修正
- VoiceOverのローターがメッセージを削除しない問題を修正
その他の改善および修正
- 3D Touch対応のディスプレイで、画面の端を押してAppスイッチャーにアクセスする機能を回復
- 消去したメールの通知がロック画面に再表示される問題を修正
- エンタープライズ環境で、データが管理対象Appの間で移動できない問題を修正
- 一部の他社製GPSアクセサリで位置情報が不正確になる問題を修正
- 心拍数の通知の設定がApple Watch Appに表示される問題を修正(第1世代)
- Apple WatchでAppのアイコンが表示されない問題を修正
【iOS 11に関する記事はこちら!】