中学生で雑誌「セブンティーン」の専属モデルとなり、現在まで途切れることなくファッション雑誌の専属モデルを務めてきた水沢エレナさん。
女優としても数々のドラマに出演され、その美しさとセンスの良さは女性から大きな支持を受けています。
そんな水沢さんのファッション、美容のルーツに迫る今回のインタビュー。全2回連載でお送りしちゃいます! 第1回目は「ファッション編」。最近お気に入りのアイテムから気になるクローゼットの中身まで、たくさんお話しして頂きました♡
--今日はお気に入りの一品を持ってきて頂いているということですが、さっそく見せて頂いてもいいですか?
水沢-最近、ピアスにハマっていて、今日持ってきたのはその中でもお気に入りの2つです。
このフックピアスはルシェルブルーで見つけたピアスなんですけど、片耳だけに着けるタイプで、インポートの一点ものなんです。エッジが効いていてすごく気に入って買いました。一目ぼれです。
ヒトデみたいな形のピンクゴールドのピアスは韓国で買いました。これも一点ものです。
--どちらも一点ものなんですね。
水沢-小さい頃からほかの子と被ると嫌っていうタイプだったみたいで、そういうのが好きなんです。誰かと同じだって分かると、「これもう使わない」って言っちゃうような(笑)。
--すごい(笑)。小さい頃からファッションにこだわりがあったんですね。
水沢-みたいです。母がすごくオシャレに気をつかう人で、私も小さい頃の写真などを見るとすごくオシャレをさせてもらっています。母とおそろいの服もよく着ていましたし、洋服も髪型もすごく可愛くしてもらっていて。
母は50歳を過ぎているんですけど、今でもファッションアドバイスをもらったりしますし、美容の情報も元はほとんど母から。そういう意味では母が私の女性としての先生という部分があります。
--女性としても「憧れの存在」みたいな?
水沢-そうですね。私が言うのもなんですけど、ファッションだけじゃなくインテリアや食事など、なんに対してもセンスがいい人なので、尊敬する部分は多いです。だからそういう母がセレクトした素敵なものに囲まれた環境に、小さい頃からいさせてもらったのは感謝しています。
母の好み受け継ぎシンプル派。お気に入りのものを長く愛用したい!
--お母さまの好みというのはジャンルとしてはどういう感じなんですか?
水沢-シンプルでナチュラル、モダンな感じかな。あまりゴテゴテしてなくて素材を生かしたものが多いです。だから私もそれを受け継いでいて、シンプルなものが好きですね。家にもあまり家具を置かずに、お気に入りのものだけをそばに置いています。
--断捨離派ですか?
水沢-流行る前からずっと断捨離派です。わたし、捨てるのが得意なんですよ(笑)。片付けるのもすごく好きで、特にタンスとか箱にキレイに並べて整理するのが好きなんです。クローゼットも前はズラッとお洋服を色分けして並べたりしてました。
--すごい! 見てみたいです。
水沢-キレイでしたよ(笑)。今はシャツ類とかジャケットとか、ジャンルで分ける並べ方に変えちゃったんですけど、その上でさらに色分けしてグラデーションにしています。
--ワードローブにはどんなものが多いですか?
水沢-色をあまりたくさん使っていなくて形がキレイなもの。基本的にシンプルで流行りがあまり関係ないものが多いですね。シーズンごとにモードの物を次々と買って、というよりは気に入ったものを長く愛用するタイプなので。
10代の“ファッション迷子”時代を経て、今はシンプルでベーシックな方向に。
--モデルをされている方って、まさに「モードの物を次々と買う」イメージがありました!
水沢-10代の頃はそうでした。モデルのお仕事をしていると、たくさん情報が入って来るし、いろんな服を着たくなって…かなりさまよってましたね(笑)。次々と買って、着なくなったら似合いそうな誰かにあげて、また買ってとか。着もしないのに動物柄のシャツを買ってしまったり(笑)。
--流行ってましたよね(笑)。
水沢-5年くらい前はH&MとかForever21とか、若者向けのブランドがたくさん進出してきた時期だったので、本当によく行っていて、買えもしないのにずっと見ていたりしていました。
でも今は、より自分の好きな系統がはっきりしてきたので、シンプルで着心地がよくて翌年も着られるベーシックな服が多いです。その年のモードに合わせたものも少しは取り入れますけど、数は多くないですね。
安くて一点もの。ピアスなどアクセサリーへの挑戦が楽しい♡
--そんな中、最近買ったお気に入りの物ってありますか?
水沢-アクセサリーですね。今まではアクセサリーにあまり興味がなかったんですよ。指輪だけはすごく好きだったんですけど、それも親戚のお姉ちゃんとお揃いとか、母から譲り受けたとか、ごほうびに買ったものとか、意味を持たせたものをお守り的に身につけることが多かったんです。
でも最近、ピアスやイヤリングの楽しさを知って、ピアス、イヤリング、ブレスレットはよく買うようになりました。今日持ってきたヒトデ型のピアスは5000円もしないくらいのものなんですけど、今はそういう安くて気に入ったものを少しずつ買って挑戦している感じです。
--これは韓国で買われたんですよね?
水沢-そうなんです。一緒に旅行に行ったスタイリストさんおすすめのお店で買いました。そのお店はビンテージ物をたくさん扱っているお店で、一点ものがたくさんあるんです。元々、星のモチーフが好きで海の物も好きなので、見てすぐ「これ!」って。
ピンクゴールドのアクセサリーはたぶんこれが初めてですけど、色もすごく気に入ってます!
実は庶民派! シンプルで着回せるZARAやユニクロがお気に入り♪
--普段のお買い物はどの辺りに行くことが多いですか?
水沢-お店でいうとユニクロとZARAが好きです。
--意外! 庶民派!!
水沢-意外ですか?(笑) シンプルで着まわせるものが一番なので、実はよく行きます。
場所としては表参道や原宿、六本木。新宿のタカシマヤやISETANにも好きなお店があるので行きますけど、基本は目についたお店に入る感じですね。元々、特に目的もなく散歩するのが好きなんですよ。それで気になったお店があるとフラっと入って、お店の人にいろいろ聞いちゃう。たまに「絶対着ないなー、これ」ってものをおすすめされたりもするんですけど(笑)、そういうのも楽しいんです。
そうして出会ったお気に入りの物を長く着るというのが、今の私のファッションスタンスですね。
現在放送中のドラマ『Love or Not』では小悪魔女子を熱演中!
--水沢さんは現在、二つのドラマにご出演中ということで、そのドラマのお話を伺いたいのですが、まずは『Love or Not』について教えてください。
水沢-『Love or Not』は男女6人の恋心が複雑に絡みながら進んでいく恋愛コメディです。私の役は美鈴という役で、一言でいうと“小悪魔”ですね。小悪魔な子って女性から嫌われるタイプが多いと思うんですけど、監督からも、美鈴は小悪魔だけど女性から嫌われるキャラクターではないという話をして頂いていて。
だから美鈴は全部計算づくで動いているような子なんですけど、決して悪気はなくて。人として愛嬌があって憎めなくて、好きな人や子どものためには漢気があるというか頼りになる一面も持っている子なので、おもしろい役だなと思って演じています。
--美鈴ちゃんが近くにいたらどうですか?
水沢-最初は「えー」って感じかもしれないんですけど(笑)、意外と頼れるしアネゴ肌なのでいい友達になれると思います。でも、隣にいたら可愛さでは完全に負けますね。最近、私はサバサバを通り越して、おじさん化してきているって言われるので(笑)。
--通り越しちゃいましたか(笑)。この記事が掲載される頃、『Love or Not』は物語の佳境を迎えるタイミングだと思うんですが、この先の展開をちょっとだけ教えてください!
水沢-今、三角関係、四角関係でごちゃごちゃしてきているんですけど、基本的にはコメディタッチでハッピーなお話なので、最後にはみんながハッピーなエンディングを迎えられるんじゃないかな。そうなったらいいなって思います。
水沢エレナさんからのメッセージ
女優としての作品でいうと、いまちょうど同じタイミングで2作、全く違う役を演じていて、わたしのいろんな姿をお見せできているんじゃないかと思うので、ぜひどちらも楽しんでいただきたいと思います!
お芝居をしていると、役を通していろいろなことを経験できるのが本当に楽しいんです。まだ演じたことがない役にもどんどん挑戦して、いろいろな役を演じていきたいなと思いますので楽しみにしていてください。
あとはこの春からインスタを始めて、これからはファッション系の写真などもどんどん載せていきたいと思うので、チェックして頂けると嬉しいです♪
dTV×FODドラマ『Love or Not』
FOD、dTVにて配信。
毎週月曜日0時に1話更新中!
https://pc.video.dmkt-sp.jp/ft/s0006030
インテリアデザイナーとして働く真子(本仮屋ユイカ)は、小学生の頃にいじめから助けてくれた初恋の相手を忘れられず、恋愛に対して積極的になれずにいた。そんな真子に、初恋の相手と同じ名前の幸助(山下健二郎)から、突然メールが届く。「オレの事覚えていますか?久しぶりに会いたいから連絡ください」22年ぶりの再会に胸躍る真子だったが、現れた幸助はイメージとはかけ離れていて…。1通のメールをきっかけに出会った年齢も性格もバラバラな男女6人。それぞれの恋の行方は――?
主演を務めるのは、本作がドラマ初主演となる三代目 J Soul Brothersのメンバー・山下健二郎。ほかにも、本仮屋ユイカ、町田啓太、浅見れいな、八木将康、水沢エレナといった個性が光る実力派俳優陣が出演!
水沢エレナさん PROFILE
水沢エレナ(みずさわ・えれな)
1992年 3月 21日生まれ 愛知県出身
2003年、小学館「ちゃお」にて、『ニーナを探せ!!モデルオーディション』 ニーナ賞を受賞し、デビュー。雑誌「Seventeen」「non-no」の専属モデルを経て、現在は「Oggi」専属モデルとして活躍中。モデルとしての活動と同時に、女優としてもドラマ版「恋空」の主演をはじめ、「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」や「せいせいするほど、愛してる」など、数々のドラマに出演。現在、「Love or Not(森美鈴役)」、「フランケンシュタインの恋(ラジオDJ・大宮リリエ役/日本テレビ系 毎週日曜22:30~)」の二作に出演中!
公式Instagram:http://www.instagram.com/erena_mizusawa_official/
PHOTO:金壮龍/文章:川畑貴美代