こんにちは、みきしろです。
今回ご紹介する『The Westport Independent』は、新聞の編集長となって記事を検閲し、世論を操作するという硬派なシミュレーションゲーム。
要英語力で辞書が欠かせないゲームですが、辞書を片手に頑張る価値のあるおもしろさですよ!
舞台となるのは、「The Westport Independent」という新聞社。
時代はどうやら戦争が終わった後のようです。
あなたの役割は、編集長となって記者が書いた記事を検閲すること。
なぜそんなことをするのかといえば、ぶっちゃけ世論を都合良く誘導するため。
つまりは、現実の世界でも起きていることを追体験できる、文字通りの意味でのシミュレーションゲームなんです。
手元の封筒には、記者から送られてきた記事が入っています。
これをデスクに出してチェックしてみましょう!
内容を簡単に意訳すると、反乱軍および関係者を迅速に逮捕できるようにするための法案が成立したというもの。
ここで注目したいのは、3番目の「基本的には反乱軍に関わる重大犯罪者に適用される」という点と、4番目の「反体制的な意見の一般市民に適用されることもある」という点。
検閲の方法は「記事タイトルの変更」および「一部記事の削除」の2通り。
まずは、タイトルをタップしてみましょう。
「政府が市民のプライバシーを脅かす」といった雰囲気の内容になりましたね。
ここで、3番目の反乱軍云々の記事を削除してみましょう。
思いきり、市民の自由意見を弾圧するかのような印象になったでしょう?
逆に、タイトルはそのままで、4番目の一般市民云々の記事を削除してみます。
そうすると、あら不思議。
平和を脅かす危険な反乱軍を素早く逮捕できるようになり、市民が安心できるような印象になりましたね。
けっして記事の内容を大きく変えているわけではありません。
タイトルの視点を逆にして一部記事を削除するだけでも、ものすごく印象が変わるのが報道というものなんですね。
本作のおもしろいところは、それによって市民の意識がどう変わるかというところまでシミュレーションできる点。
考えようによってはかなり恐ろしいゲームですが、普段なにげなく接しているニュースをあらためて考え直すための良いきっかけになりますよ(^_^)
記事で紹介したアプリ
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆