こんにちは、Evernoteの利用期間も7年目に突入して、蓄積されたデータの価値もかなりのものになっている気がするみきしろです。
さて、最近はiPhone人質事件だの不正ログイン事件だのパスワードの使い回しだの、少々不安になるようなニュースが少なくありません。
Evernoteのようなクラウドサービスで、しかも大量のデータが保存されているものの場合、不正ログインされた場合の影響はかなり大きなものになってしまいます。
そこで今回は、Evernoteで2段階認証を有効にして安全性を高める手順についてご説明します。
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Google認証システムを使ってEvernoteでも2段階認証!
2段階認証を有効にするとログインに際して、通常のIDとパスワードに加えて、手元にある信頼できるデバイスへと送信された確認コードが必要になります。
これにより、万が一IDとパスワードが流出しても、不正にログインされることが難しくなるわけですね。
Evernoteの2段階認証システムには2通りの方法があり、
- 携帯端末のメッセージ機能
- Google認証システム
のどちらかを選べます。
しかし、メッセージ機能は有料のプレミアムプランを契約しているユーザーでないと使えません。
今回は、無料プランのユーザーでも使えるGoogle認証システムの方で行きましょう。
なお、設定はEvernoteアプリからは行えないので、ブラウザでアクセスする必要があります。
まず、アカウント設定画面の「セキュリティ概要」から2段階認証を有効化。
重要事項として
- 確認コードが分からなくなる(iPhoneを紛失したなど)
- バックアップコードが分からなくなる
の両方が同時に発生すると、Evernoteにアクセスできなくなる旨が表示されます。
後述しますが、バックアップコードは確実に保管しておきましょう。
Evernoteに登録してあるメールアドレス宛に確認コードを送り、それを入力します。
続けて、iPhoneの電話番号を入力してメッセージで確認コードを送ります。
この手順は、無料プランのユーザーでも同様に行います。
確認コードを入力して、あなたのiPhoneが「手元にある信頼できるデバイス」であることを確認します。
バックアップ用の電話番号についてはスキップして問題ありません。
Google認証システムをまだ入手していない場合は、手順に従ってインストールしましょう。
iPhoneのGoogle認証システムアプリを起動して、新規追加をタップ。
バーコードでのスキャンを選択します。
パソコンの画面に表示されたバーコードをiPhoneのアプリでスキャンします。
Google認証システムにEvernoteが追加され、コードが生成されました。
これをパソコン側の設定画面に入力して続けます。
このコードは30秒ごとに更新されるので、入力するときは素早くいきましょうね。
先ほどの重要事項説明でも出てきたバックアップコードです。
印刷するなどして厳重に保管しましょう。
バックアップコードをきちんと保存できたか確認するため、コードの内のひとつを入力して確認します。
これで完了です!
ここに表示されたアプリは2段階認証に対応しているので、次回ログイン時には下記のように2段階認証用のコードが求められます。
Google認証システムに表示されたコードを入力しましょう。
なお、2段階認証に対応していないアプリの場合、別途アプリケーション用パスワードを生成して管理する必要があります。
2段階認証は、セキュリティを強化しながらも、日常の使用への影響はほぼありません。
Evernoteを使っていてまだ2段階認証を未設定の方は、ぜひ早めに設定してくださいね☆
記事で紹介したアプリ
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆