写真をミニチュア風・ジオラマ風にする加工のことを、チルトシフト加工と呼びます。
基本的には
- 写真の上下左右をぼかす
- コントラストを強くする
- 色を鮮やかにする
ことで実現しています。
元々は専用のチルトシフトレンズを使って撮影していたそうですが、iPhoneではアプリで簡単に加工できちゃうんです。
今回は、チルトシフト加工アプリの代表格である『TiltShift Generator』を使ってみますね。
加工前の写真はこちら。
やや高いところから撮影したという以外には、何の変哲もないビル街の風景ですね。
写真を取り込むと、標準の加工が施されます。
でも、なんだかイマイチですね。
まずは「ぼかし」でぼかしパターンを選びましょう。
これは写真の構図によっても変わってきますが、上下左右をぼかすというチルトシフトの元々の手法から、円形を選んでおけばだいたいはうまく行きます。
続いて「色調」では、鮮やかさと明るさ、コントラストの3つを設定します。
私の場合、
- 明るさ=60~70程度
- コントラスト=70~85程度
でプレビューを見ながら調整しています。
この数値はあくまで好みなので、好きなように設定してくださいね。
なお、明るさは元写真の明るさによってだいぶ変わるので、あまり参考値はありません。
さらに、「影」で周辺減光させることで、よりミニチュアっぽい雰囲気が出せます。
ただし、やり過ぎるとまっ暗になるので注意しましょう。
完成しました!
元の風景とはまったく印象の異なる、ミニチュア風の世界ができましたね。
チルトシフト加工には、高いところから撮影した遠景写真がとくに向いています。
「ここから見た景色をチルトシフト加工したらどんな感じになるかな」と考えながら周りを見てみるのも、けっこう面白いですよ☆
記事で紹介したアプリ
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆