世界最大級の広告祭カンヌライオンズ2014が開幕しました!世界97ヶ国から、延べ37,427作品がエントリーされ、今年も盛り上がりを見せています。
その祭典に先駆け行われた、今年新設されたライオンズヘルスの受賞作品が発表されました!その中で、とても気になる作品があったのでご紹介します。
Granprix for Good部門でグランプリに輝いた、League Against Cancerというガン啓発団体の『Cancer Tweet』というプロモーション。
ガンは“沈黙の病”と言われ、多くの人が初期症状に気づかず命をおとしています。その恐ろしさを知ってもらおうと、胃がん、皮膚がんなど病気別に7つのTwitterアカウントを作り、ランダムに「こんな症状はありませんか?」といったリプライを送っています。
最初はこのリプライに反応を見せなかった人達も、「もしこの症状があるとしたら、あなたは末期ですよ」といった強烈なツイートを見たらガンを意識せざるおえなくなったようです。
このリプライはオバマ大統領ら世界のリーダーにも送られ、さらに海外メディアにも多数取り上げられました。
今では、生活者が自発的に情報を拡散しています。予算をかけずに、かつ効果的にガンの恐ろしさを伝えることに成功しました。
Twitterを利用した素晴らしいプロモーションで、1人でも多くの人の命が助かることを願っています。
参照元:LIONS HEALTH