世界中で絶賛され、愛されているアドベンチャーゲーム「Machinarium」(マシナリウム)をご存じでしょうか。
主人公は街から捨てられたロボット。
いろいろな謎解きをしながら、街の中心を目指して冒険をします。
特筆すべきは、その素晴らしいアート世界。
さび付いた金属というスチームパンク風でありながら、手描きの暖かさもあるんです。
ちなみに、制作はチェコのインディーズゲームデベロッパAmanita Design。
全編がアニメーションで進むのですが、どこか懐かしいジブリアニメ風なイメージもあります。
海外の“濃い”ゲームは苦手という人もけっこういるかもしれませんが、このMachinariumは大半の日本人の感性に受け入れられるデザインなのではないでしょうか。
海外での受賞歴もそうそうたるもので、
- Independent Games Festival 2009, Excellence in Visual Art Award
- Nomination for 13th Annual Interactive Achievement Awards (DICE Awards)
- Gamasutra, Best Indie Game Of 2009
- VGChartz.com, Best Indie Game Of 2009
- PC Gamer, Best Soundtrack of 2009
と、数多くの賞を受賞しています。
また、言語が不要というのもこのゲームの大きな特徴です。
マンガのような吹き出しがありますが、ここに表示されるのはイラストのみ。
たとえばこれは、跳ね橋を下ろして渡して欲しいと頼んでいるんだと分かりますね。
とはいえ、そう簡単にいくはずもなく……。
街灯の電球を拝借して。
紅白コーンを絵の具で青く塗り、そこに電球をセットして警官ロボに扮してクリア!
謎解きの難易度はけっこう高いのですが、ヒントおよび解説用ミニゲームがあるので安心です。
出てくるキャラクターはすべてロボットですが、それぞれにクセのあるハートフルなキャラクターばかり。
完成度の高いアニメ作品を見ながら、自分自身がその中に入っていくような気分を味わえるアドベンチャーゲームです。
なお、iPhoneでもiPadでも使えるユニバーサルアプリではあるものの、iPhoneの画面では小さすぎるかもしれません。
iPadをお持ちの方は、ぜひ大画面で遊んでみてくださいね!
記事で紹介したアプリ
※販売価格はレビュー作成時のものなので、iTunes App Storeにてご確認くださるようお願いします☆