本日はキノコホテルの支配人、マリアンヌ東雲さんに登場いただきます!ニュー・アルバムや私生活についてたっぷりとお話を伺いました。
―5月14日にニュー・アルバム『マリアンヌの呪縛』が発売となりますね。『マリアンヌの誘惑』『マリアンヌの逆襲』などタイトルをシリーズ化している中、今回“呪縛”という言葉を選ばれた理由はなんでしょうか。
キノコホテルは6月で創業7年をむかえるんですけれども、今までキノコホテルに沢山の方が様々な形で関わってくださって、中にはいつの間にか消えていった人もいたりするわけで、何となく雑談の中で「あんな人いたわね、こんな人いたわね、今なにやってんのかしら?」って話をしてきたときに、私に関わったことで心身に不調をきたしていた人が実は周りに結構多くいたという衝撃の事実が発覚したんです…(笑)、「もしかしてそれって呪いじゃないの」なんていう冗談話から「次のアルバムはいっそ“呪縛”でいいんじゃないかしら」といった具合に発展して、アルバム制作前からこのタイトルに決めてたの。
―今回も楽曲は全てマリアンヌさんが手掛けているのでしょうか。
はいそうです。
―新しいアルバムを聴かせていただきましたが、1曲目のミステリアスでゴシックな雰囲気とは裏腹に、聴き進めると中身は女性らしい繊細や優しさ、切なさを感じました。また初めて聴く方にも入りやすいテイストだなというのが率直な感想です。ご自身ではどのようなことを考え制作されたのでしょうか。
そうですね、やっぱりあの、アルバム全体を通してバラエティに富んだ内容にはしたいなと思っていて。キノコホテルであったり、私自身が持っている様々な部分、普段ださないような部分を幅広く露呈してみました。4枚目ということですし、7年間活動してきた中の自分なりの答えのようなものだったのかもしれないですね。うーん、思いつきで言ってるわね(笑)。キノコホテル創業当初から持ちあわせていたテイストにどんどん肉付けされていって、根本的なねっこにあるものは変わらないんですけど、まあ幅というか深みというか、女性として年齢を重ねた分少しは成長しているはずなので…そう言った変化を感じつつお楽しみ頂ければと。
―5月16日から約2ヶ月間アルバム発売記念ツアーを行いますね。ツアーの時に必ず行う習慣などはありますか。
そうね、やっぱりツアー先でその土地土地の美味しいものを食べて酒盛りをするのが一番の楽しみだったりするんですが、過去にお遊びが過ぎてね、悪行の報いを受けまくって相当懲りた事もあります。喉をこわしてしまったりとか。節度という言葉はそれで初めて知った…(笑)お酒とどううまく付き合うか、それが毎度毎度一番の関心ごとです。
―ツアー中でも毎回の打ち上げでお酒は結構のまれるんですか。
ええ、それはもう。お酒をのんで酔っ払わないとホテルに帰らない。「支配人もうだめだよ帰らないと」って言われても駄々こねて居座っちゃうの。他の3人はとっくに帰ってるんですけど。共演者の方や現地の人とお酒をのむのが好きなの。
―次の日、実演会(ライブ)があったとしてものんじゃうのでしょうか。
そう、それが問題なわけです。
―ツアーだと数日ステージが続くこともありますよね。
今回ね、危険。3日連続とかすごい危険。ツアー初回から3日連続ですもの。特に中盤の6月6日、7日、8日。特に8日はとどめのワンマンっていう。こういう組み方する?ってねえ。
―打ち上げは大勢集まるんですか。
今回は地方を細かく回るんですけど、何度か回った場所は地元の人たちが駆けつけてくださったりしますね。「実演会が終わって次の日の飛行機まで時間があるんだけど、どうしようかしら」って言うと車出してあちこち連れてってくれる方が地方にいっぱいいて。親戚の集まりみたい。親切な方が多くて感謝しています。
―楽曲の良さはもちろん、キノコホテルのビジュアルに惚れ込むファンも多いと思います。現在のスタイル(ヘアメイク・ファッション)に行き着いた経緯を教えてください。
なんでしょうね、もともと10代の頃から肉付きの悪い身体をしていたので、自分の体型を活かせるスタイルというのはずっと追求してきましたけど、ただなんで今こうなったのかっていうのは…考えた事がなかった。この厚化粧いつまで続けるのかしら、とかたまに思いますけども(笑)
―衣装はマリアンヌさんが提案しているんですか。
うん、そうね。私がデザイナーの方と一緒に話して、デザイン画を書いてもらって、あーだこーだ言いながら、といったスタイルでずっとやってきました。
―今回の衣装のコンセプトはなんですか。
ミリタリールックで押し通して来ましたけど、実は試行錯誤の歴史でした。普通の赤字のプレーンなものに始まって、ブルーとかモノトーンとか、素材を変えてサテンっぽいものにしたりだとか、レザー素材にしたりだとか、地味に挑戦を続けて来たんです。イメージチェンジを全く考えなかった訳ではないですが、やっぱりもうしばらくこの路線でいってもいいかなっていう。今でこそ、アイドルの女の子がこういうようなファッションをしてますけど、そのずっと前からこういうミリタリーのミニのワンピースでずっと続けてきたので、そこは貫き通したいと今は思っています。今回は私だけインナーにコルセットを仕込んでいて、複数の着こなしが出来るようになっています。
―きれいな髪、華奢な身体、奇抜なメイクなど…女性が羨む美しさをお持ちのマリアンヌさんですが、美しさを保つためになにか心がけていることはありますか。
そうね、ストレスを溜めないのはとても大切です。あとまあ、欲望のままに生きる。でも最近は寝不足は本当によくないって痛感しているわ。
―お酒を控える…なんてことはないですよね(笑)
そうね。よっぽど体調を崩して本当にダメっていう時以外はね、お酒は飲んでた方がいい。機嫌が良い方が周りの皆さんも助かるでしょう(笑)
―ステージに立っている姿と、ステージを降りた時の姿にギャップはありますか。
どうですかね、それは人から見ないとわからない。少なくとも実演会の日は1日を通して“マリアンヌ東雲”として過ごしますが。始めたばかりの頃は、ステージはなんとなく違う自分を表現できる場って認識だったのね。それがだんだん年月を重ねてステージをかなりの回数こなしてきたわけですけど、そういう意味の特別な場所ではなくなって、むしろ自分が1番自分らしくいられる場所に変わってきたような。
―iPhoneのことを“鉄屑(てつくず)”と呼んでいますね。どのような理由なのでしょうか。
そう、鉄屑ですね。機械に強くないので、初めて手にした時に使い方が全くわからなくて四苦八苦していて、当時Twitterを始めたばかりで、「使い方がわからない、○○したいのにできないわよ、ばかやろう」みたいなことをツイートしているうちに、「なんの役にも立たないじゃないの!」ってことで鉄屑という名称がどこからともなく出てきました。
―なるほど。普段は鉄屑で従業員(メンバー)と頻繁に連絡を取り合っていますか。
いえ、本当に必要最低限のやりとりのみです。業務連絡程度の。
―最後にiPhone女史の読者にメッセージをお願いいたします。
そうね、キノコホテルの目下の命題としては、女性顧客をグングン増やしていくというのがあります。女性の共感を得られる女性でありたいっていうのが個人的な課題ですね…女の子にちやほやされるのが大好きなの(笑)。生きのいい女の子たちに盛り上げてほしいので、ぜひキノコホテルの楽曲を聴いて、実演会に遊びにきてくださいね。
マリアンヌ東雲さんには、私物のiPhoneについてもお話を伺いました!その様子は、5月9日に公開!こちらもお見逃しなく。
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ニュー・アルバム『マリアンヌの呪縛』
2014年5月14日発売
【限定デラックス盤】(CD+DVD) YCCW10230/B 価格 ¥5,833+税
【通常盤】 YCCW10231 価格 ¥2,500+税
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アルバム発売記念ツアー<サロン・ド・キノコ~恋の蟻地獄>
5月16日(金)埼玉・熊谷HEAVEN'S ROCK
5月17日(土)埼玉・西川口HEARTS
5月18日(日)茨城・水戸club SONIC
5月24日(土)北海道・札幌soundlab Mole (単独公演)
5月30日(金)東京・新宿BLAZE(スージー・クアトロ来日公演)
5月31日(土)沖縄・那覇Output
6月01日(日)沖縄・那覇G-shelter
6月06日(金)奈良・NEVERLAND
6月07日(土)岡山・DESPERADO
6月08日(日)京都・磔磔(単独公演)
6月20日(金)愛知・名古屋CLUB QUATTRO(単独公演)
6月21日(土)三重・四日市Club Chaos
6月27日(金)鹿児島・SRホール
6月29日(日)福岡・博多BEAT STATION
7月06日(日)宮城・仙台 enn 2nd(単独公演)
7月11日(金)静岡・Sunash
7月13日(日)大阪・梅田Shangri-La(単独公演)
7月18日(金)東京・恵比寿LIQUIDROOM(単独公演)
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