アナログ六法は重いから持ち歩きたくない。でも、条文は見たいときにサッと見たい。電車の中で条文素読したいけど、そのためだけに六法を持ち出すのはなぁ。というあなた! 授業で使う法令が自分の持っている六法に載ってない!どうしよう!というあなた! そんな人には「電子法令検索」を強くオススメします。 この電子六法の凄いところは、2つあります。 1つ目は、法令データベースを検索しなければならないようなマニアックな法令まで載っているところ。 普段マニアックな法令を検索することはなかなかないけど、ごく稀に法科大学院のレポート問題や学部の質問などで問われたりすることもある。そんなときは知らない法令だからといって恐れず、このアプリでマニアックな当該法令を「五十音検索」や「法令名検索」でささっと見つけちゃいましょう。 マニアックな法令がたくさんあるからといって、よく使う法令が使いにくいなんてこともありません。よく使う法令は「お気に入り法令」に入れておけばすぐアクセスできます。 TOPページはこんな風になっています。
そして、2つ目の凄いところは、「マーカー」や「しおり」が使えるところ。そして、その「マーカー」や「しおり」で印をつけたところにすぐにアクセスできる。これはすごい。 例えば、民法の物上代位(304条)を検索します。検索方法は「304」と条文番号の検索をしても良いし、「物上代位」と文字列検索をしても良いでしょう。そしてその論点である「払渡し又は引渡し」という文言にマーカーをつけます(マーカーの色は6色あるので科目によって色を変えても良いでしょう。)。 そうすると、TOPページのマーカー一覧に当該文言が追加されます。 次にアクセスするときは「マーカー一覧」からその文言にすぐに飛ぶことが出来るわけです。
これはしおりでも同様の使い方が出来ます。 マーカーとしおりの使い分け方法としてのオススメは、「マーカー」は条文の”文言”にマーカーを引けるため、文言から論点が発生する箇所に引いてマーカー一覧を眺めながら論点を思い出す復習をする。その後全体の条文にアクセスする、という使い方が出来ます。 「しおり」としては、よく引く条文(民法415条や709条など)にしおりを挟んでおけば、容易にその条文へアクセスできるでしょう。 そこで、「マーカー」は暗記のツールとして、「しおり」は勉強を進める便宜上として私は使い分けています。 このように、重い六法を持ち歩くのではなく、iPhoneさえあれば勉強が出来る環境というものを自ら作り出していきましょう。