MacでもWindowsでも、ショートカットを覚えれば仕事が捗るのは百も承知。ノートPCのユーザーなら、キーボードでサクサク作業しているんだろうな、とは思います。けれどブラインドタイピングもできず、片手でマウスを持つ時間の多い私。ショートカットも「コピー、カット、ペースト」程度の基本しか覚えていません。よく使うアプリくらいは覚えなきゃな、と考えていたときに、ものすご〜く便利なiPadアプリを発見! それが今回ご紹介する、「Actions for iPad」です。このアプリのボタンに母艦で使うショートカット操作を登録しておくと、iPadの画面をタップするだけで母艦の操作を実行してくれます。ボタンは自分の好きなようにカスタマイズできるし、母艦でのアプリ切替えにリンクしてiPad側も自動で切り替わるし、使い勝手が最高♪ さらにデザインもクールで、言うこと無しのオススメアプリです。デスクトップを使うとき、マウスの横がiPad miniの定位置になりました!
さて「Actions for iPad」を使うには、まず母艦にiPadとリンクするためのサーバーアプリが必要です。デベロッパーのサイト にある「GET CLIENT」から「Actions Server」をダウンロード、インストールしましょう。 必要条件は、以下の通りです。
≫【for MAC 】Mac OSX 10.6 Snow Leopard or higher ≫【for PC】Windows XP sp3, Vista sp2 or Windows 7
母艦へ「Actions Server」のインストールが済んだらiPadで「Actions for iPad」を起動し、母艦とリンク設定をします。左上の「アプリ名」(ここではChrome)をタップし、コンピュータのアイコンをタップ。すると同一ネットワーク上のコンピューターが表示されるので、接続するコンピューターを選択します。初めての接続時は4桁のパスコードを要求されるので、母艦側に表示される数字を入力します。すぐに使用できるように、デフォルトでいくつかのアプリのショートカット設定が入っています。Macでは(以後、自分の環境に合わせてMacでの説明になります)「Finder」などもデフォルトで入っています。こちらは「iTunes」と「プレビュー」のものです。これらのボタンが母艦で使っているアプリのショートカットの役目をし、タップするだけでアクションを起こします。デフォルトのままでは使いにくいので、お好みでカスタマイズしましょう。右上の鉛筆アイコンをタップすると、カスタマイズ画面になります。左上にアイコンサイズの大小変更ボタンがあり、「×」をタップして必要ないアイコンの削除ができます。新規ショートカットボタンの作成は「CREATE」ボタンと「LOAD」ボタンから。「LOAD」ボタンを押すとデフォルトで用意されているアプリとアクションから、簡単にボタンを追加できます。 ここでは「Mail」アプリの「New Message」ボタンを選んでみました。(「CREATE」ボタンからは、デフォルトで用意されていないアクションを追加できます。)「New Message」ボタンが画面に追加されるので、タップして編集します。 まずは「TARGET」を「Mail」に指定します。 LABELやアイコン、カラーもお好みで変更できます(今回はこのまま使います)。 これで完了! このボタンをタップすれば母艦で「Mail」が立ち上がり「新規メッセージ」ウインドウが表示されます。アプリ自体の追加もできるので、よく使うアプリを登録しておくことで作業性が大幅にあがります。 私はMacの「PIXELMATOR」という画像編集アプリをよく使うので、登録してみました。まずは下の画像のように「リサイズ」ボタンを作成。その他「ウインドウ切り替え」「アンドゥ」をボタンにしてみましたが、もっと自分で使いやすいようにしていきたいですね♪Macを利用中でショートカットキーに詳しくない私のような方にオススメなのが、ショートカットを一覧できるMacの無料アプリ、「CheatSheet - Stefan Fuerst」です。このアプリを起動しておけば「Command」キーを長押ししている間、使用中のアプリケーションのキーボードショートカットの一覧を表示してくれます。 これを元にして、よく使う操作、便利な操作を「Actions for iPad」に登録していけばバッチリです!今のところiPad専用となっている「Actions for iPad」ですが、iPhone版も発売予定があるようです。画面が小さくなる分ボタンの数を減らすのか、小さくするのか詳細は不明ですが、楽しみですね☆