日本時間6月12日 AM2:00よりスタートしたWWDC 2012の基調講演で、この秋にリリース予定とされるiOS 6には200以上もの新機能を搭載すると発表しましたね。iOS 6だけでなく RetinaディスプレイモデルMacBook Proや新MacBook Airを発表しました。 ティム・クック氏が講演する初のWWDC 2012で発表されたiOS 6の新機能についてまとめてみましたので参考にどうぞ。
Siri
クック氏が力をいれているという注目のSiri。iOS 6ではスポーツの試合速報やレストラン情報、今の時間観られる映画情報などを教えてくれるようになります。
▼Sports
野球、バスケットボール、フットボール、サッカーなどスポーツの試合速報やスコアや、選手データもチェックすることができます。
▼Movies
今上映中の最新映画情報を教えてくれます。上映中の映画情報だけでなく、その映画に出演する俳優・女優情報も教えてくれます。▼Restaurants
価格や場所、料理のジャンルなど条件で検索ができ、OpenTableとの提携によりレストランの予約もできるようになります。
▼Facebook and Twitter
FacebookやTwitterへの投稿もSiriからできるようになります。▼Eyes Free
自動車各社と協業によりハンズフリーで音楽の再生やマップ起動などが操作できるようになります。ハンズフリーだけでなく目もフリーになり、前を向いた状態で運転に集中できます。
Maps
マップはGoogleマップではなくApple独自のマップに変わり大幅に刷新します。 フライオーバー機能により建物を3Dビューで表示でき、ターンバイターン機能によってリアルタイムの交通情報や道案内をしてくれます。まるでカーナビです。ちょっぴりアイコンも変更されてますね。▼Completely Re-imagined
vectorbasedによって鮮明でクリアなグラフィックスを表示し、ズームしても画質をそのまま保持した状態で表示してくれます。
▼Turn-by-Turn Navigation
ターンバイターン機能は、音声指示でリアルタイムの交通情報を教えてくれます。また、目的地までのルートを「右に曲がってください」などの音声案内をしてくれます。もうこれでナビは不要になりますね。
▼Flyover
フライオーバー機能によって建物を3Dビューで表示してくれます。ズーム、パン、チルト、回転などを高画質のままできるようになります。
▼Local Search
ローカル情報も検索でき、住所や写真・電話番号などのカード情報が表示できます。カード情報にはレストランレビューサイト「Yelp」の統合によってYelp上での評価やレビューの閲覧も可能になります。
Facebook統合
日本のユーザーも増え続けている世界最大のSNSがついに統合されました。 Twitter同様、iOSに組み込まれることによってFacebookアプリに切り替えることなく、簡単に写真の共有ができるようになります。写真だけでなく、現在位置や音楽、連絡先やイベント情報などの共有も可能になります。
Shared Photo Stream
Mac(Mountain Lion) や iOSデバイスとフォトストリーム内の写真を簡単に共有することが可能になります。さらに、写真にはコメントをすることもできるようになります。また、共有相手には通知されるようになります。
Passbook
航空券や映画のチケット、クーポンやポイントカードなどをまとめて管理できるようになります。クーポンはiPhoneをスキャンすることで利用でき、有効期限の管理も可能になります。お財布替わりになりますね。
FaceTime
従来のFaceTime通話はApple IDが必要でしたが、iOS 6では電話番号で通話が可能になります。また、Wi-Fi経由だけでなく3G回線でもFaceTime通話が可能になります。利用シーンが増えますね。
電話
電話アプリに3つの大きな機能が追加されます。 1つは、電話にでれない時に指定のメッセージを送信することができるようになります。2つ目、着信のあったことを指定した時間にリマインダー機能で通知することができるようになります。3つ目、指定した時間帯に着信や通知をオフにすることができるようになります。
メール
予めVIPリストの作成ができるようになり、VIPと指定した相手からのメールを見逃すことのないように管理できるようになります。 その他、写真やビデオを簡単操作で挿入することもできるようになります。
Safari
iCloud Tabsが追加され、iOSデバイスやMacでタブ情報の同期が簡単にできるようになります。また、オフラインリーディング機能にも対応。 その他、ワンタップでフルスクリーン表示に切り替えることもできるようになります。
Accessibility
アクセシビリティーでは、ホームボタンを無効にすることができるようになり、1つのアプリだけのタッチ操作を可能するよう制限することができるようになります。
今回は10の新機能についてまとめていますが、その他にも新機能が追加されます。 今後は1つ1つ詳しく紹介していく予定です。
iOS 6 の対応端末は以下の通りです。 ●iPhone 3GS / 4 / 4S ●iPad 2 / 新しいiPad ●iPod touch 第4世代以降 今秋のリリースが楽しみですね!