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続々と梅雨入りが発表されていますね。
靴や洋服の裾が濡れてしまったり、傘を持ち歩かなければならなかったりと、雨の日はどうしても憂鬱になりがち。
そんなときのおでかけには、悪天候でも過ごしやすい屋内スポットへ行ってみるのはいかがでしょうか。
今回は、大阪・京都・兵庫で開催中の展覧会を紹介するので、お近くの人はぜひ参考にしてみてください。
Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~/大阪・福島区
2023年の初開催から、今回で3度目となる「Immersive Museum OSAKA 2025」が開催中。
今回は、印象派と浮世絵にフォーカス。
印象派・ポスト印象派であるゴッホやモネに、日本の浮世絵作家・葛飾北斎や歌川広重らの作品が与えた影響に迫ります。
国や文化を飛び越えた、ここでしか見られないコラボレーションに、圧倒されること間違いなし。
巨大な屋内空間に名画の世界が再現されており、その中を自由に歩き回れるのがポイントです。
絵画を「鑑賞する」という今までの概念を越え、音と映像により、全身で名画の世界に入り込んだような没入体験ができますよ。
また、自分の肖像画を描いてくれるという、大人気コンテンツ「AIゴッホ」も登場。
今年は新たに「AI北斎」が登場し、浮世絵を刷ってくれます。
「AI北斎」は、“もし北斎が生きていて自分の浮世絵を刷ってくれたら?”を叶えてくれるユニークな内容に。
どちらも1回税込500円ででき、完成した画像はQRコードでダウンロードできるので、ぜひ体験してみてくださいね。
Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~
場所:堂島リバーフォーラム(大阪市福島区福島1-1-17)
会期:5月31日(土)~9月5日(金)※6月24日(火)~7月3日(木)を除く
開館時間:10:00~20:00(19:00最終入場)
料金:
前売り…一般 平日2500円/土日祝2700円、中・高校生 1800円、小学生 800円、障がい者割引 2000円
当日…一般 平日2700円/土日祝2900円、中・高校生 2000円、小学生 1000円、障がい者割引 2200円
※夏休み特別料金期間あり
公式HP:https://immersive-museum-osaka.jp/
公式Instagram:@immersive.museum_osaka
松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―/京都・左京区
世界的前衛芸術家・草間彌生氏の故郷である長野県松本市には、世界最大級の草間コレクションが揃っているのを知っていますか?
松本市美術館が所蔵する、340点にもおよぶ版画作品の中から厳選した作品に、作家蔵の創作品を加えた展覧会「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界 ―反復と増殖―」が、京都市京セラ美術館で開催中。
草間氏が初めて版画作品を発表したのは1979年。有名なかぼちゃをはじめ、花などの日常的なモチーフが、網目・水玉といった独自のパターンで描かれているのが特徴です。
また、シルクスクリーン、エッチング、木版画、ラメなど、さまざまな版画技法を網羅した作品も並びますよ。
展覧会は、少女時代から渡米中、帰国後の活動や近年の代表作まで、6つの章で構成されており、草間氏の活躍をたどることができます。
さらに、会場だけのユニークなオリジナルグッズも販売中なので、ぜひ記念にGETしてみて。
松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―
場所:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ(京都市左京区岡崎円勝寺町 124)
会期:前期 4月25日(金)~6月29日(日)/後期 7月1日(火)~9月7日(日)
開館時間:10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし、7月21日(月)、8月11日(月)は開館)
料金:
前売り・団体…一般 2000円、高校・大学生 1200円、小・中学生 500円、ペアチケット 3800円
当日…一般 2200円、高校・大学生 1400円、小・中学生 600円、ペアチケット 4000円
公式HP:https://yayoikusamahanga.exhibit.jp/
公式Instagram:@yayoikusama_printworks2024_27
特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」/京都・中京区
ユネスコ無形文化遺産に登録されている「和食」。
京都文化博物館で開催中の「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」では、そんな和食を、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史などの多角的な視点から紹介しています。
日本列島の自然がもたらす食材のレプリカが実物大で並ぶほか、“食”への飽くなき挑戦から生まれた発酵や出汁についても展示されています。
見ているだけで勉強になりそう。
また、歴史上の人物などが実際に食べていたとされる食事を、模型で再現したコーナーもあります。
将軍に献じられた御膳は品数が多く、おもてなしの心が料理に出ていたのが伝わりますね。
質素な庶民の食卓と比べると、波平さんの夕食はなかなかの豪華さで、お腹が空いてくるかも。
身近なようで意外と知らない、和食の魅力をぜひ楽しんで。
特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」
場所:京都文化博物館(京都市中京区高倉通り三条上る東片町623-1)
会期:4月26日(土)~7月6日(日)
開館時間:10:00~18:00(金曜日は19:30まで)※入場は閉室30分前まで
休館日:月曜日
料金:一般 1800円、高校・大学生 1400円、小・中学生 600円
公式HP:https://washoku2023.exhibit.jp/
公式Instagram:@washoku_kyoto
Study:大阪関西国際芸術祭 2025 第2章 リシェイプド・リアリティ:ハイパーリアリズム彫刻の50年/大阪・港区
2022年に始まり、2025年で4度目となる「Study:大阪関西国際芸術祭」。
“アート×ヒト×社会の関係をStudyする芸術祭”として、2025年は大阪・関西の象徴的な場所ごとに、6つの章で構成されたプログラムが開催中です。
その中でも今回は、「第2章 人・命への考察」にフォーカスを当て、大阪文化館・天保山で開かれている「リシェイプド・リアリティ:ハイパーリアリズム彫刻の50年」についてご紹介。
ここでは人体彫刻が展示されており、私たちが人間と認識する対象は何かを考えさせるのだそう。
作品は、シワやシミ、毛穴など、細かいところまで忠実に再現されていて、今にも動き出しそうなくらい!
あまりのリアルさに、お客さんやスタッフと間違えてしまいそうですね。
なお、「Study:大阪関西国際芸術祭」は、大阪・関西万博と同時開催。
大阪文化館・天保山は、万博会場の最寄り「夢洲駅」の一駅隣にある「大阪港駅」が一番近いので、ぜひ万博とあわせて足を運んでみてはいかがでしょう。
Study:大阪関西国際芸術祭 第2章 人・命への考察
リシェイプド・リアリティ:ハイパーリアリズム彫刻の50年
場所:大阪文化館・天保山(大阪市港区海岸通1-5-10)
会期:4月11日(金)〜10月13日(月)
開館時間:11:00~18:00(最終入場は閉館30分前)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)※7月21日(月)、22日(火)はオープン
料金:一般 2500円、学生 2000円 ※中学生以下無料
※展覧会パスポートやセットパスもあり、詳細はこちら
公式HP:https://osaka-kansai.art/pages/exh-reshaped
髙田賢三展 パリに燃ゆ、永遠の革命児/兵庫・姫路
2020年に逝去した、日本人デザイナー・髙田賢三氏。
没後初となる大規模回顧展「髙田賢三展 パリに燃ゆ、永遠の革命児」は、ブランド「KENZO(ケンゾー)」の立ち上げから、引退まで約30年の歩みを、およそ100点の衣装で紹介しています。
展示されているものはカラフルなアイテムが多く、ここ最近トレンドになっている“くすみカラー”と比べると、色味の違いに新鮮な気持ちになりそう。
“色彩の魔術師”と呼ばれた高田氏が創出した、ファッションの移り変わりをぜひ楽しんで。
また、幼少期から描いていたスケッチや自画像、髙田氏が晩年手元に置いていたという愛蔵品、彼を支えた人々との交流を示す写真など、貴重な資料もあるのだとか。
さまざまな視点から人物像を浮かび上がらせ、世界で活躍した髙田氏の生涯にわたる創作活動をたどってみましょう。
髙田賢三展 パリに燃ゆ、永遠の革命児
場所:姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町68-25)
会期:4月12日(土)〜7月21日(月)
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日閉館)
料金:一般 1500円、高校・大学生 1100円、小・中学生 800円
公式HP:https://www.city.himeji.lg.jp/
屋内スポットで快適なおでかけを!
梅雨で足元の悪い時にはもちろん、暑い日の避暑地としてもぴったりな展覧会。
アート鑑賞には、リラックス効果やストレス軽減、想像力や表現力も育めるといいます。
天気に左右されないおでかけスポットに行って、素敵な思い出を作ってみて。


