誰もが一度は見かけたことのある雑誌、『POPEYE』や『anan』のロゴマークをデザインしたのが同じ方なのをご存知ですか?
このロゴマークを手掛けたのは、堀内誠一さん。堀内さんは他にも、絵本『ぐるんぱのようちえん』の絵をはじめ、絵本作家やデザイナー、アートディレクター、著述家など、多岐にわたって活躍したアーティストなんです。
そんな堀内さんの多彩な作品を見て感じることができる「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」が、東京・立川の「PLAY! MUSEUM」にて2025年1月22日(水)~ 4月6日(日)の期間に開催されます。
『anan』にフォーカスをあてた特集展示や、絵本の世界へ迷い込んだかのような空間など、見所が盛りだくさん。
メディア内覧会で、ひと足早く行ってきたisutaエディターがレポしていきます!
「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」/東京・立川
絵や文学、音楽を愛し、世界中を旅したという堀内さんは、前向きで、伸びやかで、わくわくする作品をたくさん輩出したそう。
そんな作品達がギュッと詰まった「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」は、見どころがたくさんで、たっぷり時間をかけて回りたい展覧会。
じ~っくり見るなら、2~3時間かけたい濃い内容です。
作品をただ見て回るだけでなく、空間をめいっぱい使った楽しい展覧会で気持ちが弾みます。
皆さんも会場を後にする頃には、きっと新しいわくわくした感情に出合えるはず。
展示空間は3つに分かれているよ
今展覧会は、「FASHION(ファッション)」、「FANTASY(ファンタジー)」「FUTURE(フューチャー)」という「F」を頭文字とした3つのテーマに分かれています。
「FASHION」
「FASHION」では、堀内さんが1970年の創刊号から49号までアートディレクションを手がけた『anan』が…!レトロな雰囲気のおしゃれな表紙は、眺めているだけでときめいちゃいます。
他にも、創刊1周年の記念号の全ページを、20メートルの長さにわたって展示しているダイナミックなものも。
展示デザインを担当した方の「堀内さんが作った、いまの時代では作れない”自由”を感じてもらえたら」という言葉をまさに体現しているようです。
「FANTASY」
絵本『ぐるんぱのようちえん』をはじめ、堀内さんが描いた9つの絵本作品が大空間に登場。
展示室の高さは、3メートルの大きな絵本や壁で仕切られていて、大迫力。本当に絵本の世界に迷い込んでしまったかのようです。
一周して会場中央へ向かうと、『ぐるんぱのようちえん』ゾーンが見えてきます。3m以上の大きなぐるんぱの像にうきうきが止まりません!
まだ絵本を読んだことがない方は、事前に読んでから行くと楽しさ倍増ですよ。
「FUTURE」
「FUTURE」は、生前の堀内さんと交流があった方や刺激や影響を強く受けた方、計100人が推薦する堀内作品とコメントがずらりと並ぶ空間です。
ひとりひとりのメッセージから、堀内さんの作品の凄さはもちろん、その人柄までもが伝わってくるようでした。
グッズも要チェック!
展覧会を楽しんだ後は、グッズもお忘れなく!
『ぐるんぱのようちえん』のイラストをあしらった「フルーツゼリー」(税込1650円)は、とってもキュート。食べ終わった後の缶は、小物入れにちょうど良さそうです。
持っているだけで気分が上がりそうな「ビスケットポーチ」(税込2640円)は、ドループに紐を通せばポシェットにもなるのだとか。
遊び心溢れるグッズにも、トキメキますね。
絵本の販売も行っています。
展覧会で気になった一冊を、お迎えしてみるのも良いかもしれません。
コラボしたブックカフェにも注目だよ
雑誌に絵本に、さまざまなアートを楽しむことができる「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」。
期間中、同会場に併設している「PLAY! CAFE」が、絵本を読めるブックカフェに。コラボメニューもとってもかわいいから、併せてチェックしてみてくださいね。
堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE
場所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟
会期:2025年1月22日(水)~4月6日(日)
開館時間:10:00~17:00(土日祝は18:00まで/入場は閉館の30分前まで)
休館日:2025年2月16日(日)
入場料:一般1800円 / 大学生1200円 / 高校生1000円 / 中・小学生600円 /未就学児無料
※立川市在住・在学の場合は、割引制度あり
公式HP:https://play2020.jp/article/seiichi_horiuchi/