“芸術の秋”は、いつもよりアートに触れる機会を持ちたいですよね。
今回は目で鑑賞するだけでなく、作品に触れて時には寝転がることもできちゃう、五感でアートを楽しめるユニークな展覧会をご紹介します。
東京・天王洲で開催中の奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展は、写真映えもバツグンなので、アートに詳しくない初心者さんでも楽しめること間違いなしです!
天王洲で開催中の奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展
天王洲アイル駅より徒歩5分ほどの場所にある、WHAT MUSEUMの1階で開催中の奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展。
会場には美術家である奥中章人さんが手がけた、バルーン状彫刻作品が展示されています。作品に触れたり、中に入ったり、さらには寝転んだりと、五感を使って作品を体感できちゃう。
展覧会のタイトルである「Synesthesia(シナスタジア)」は、“共感覚”を意味する言葉。奥中さんはこれを独自に解釈して、作品に落とし込んだといいます。
感覚することが、自然・社会・人を繋げる可能性になるのではないかと考え、作品も従来の形から有機的な形へと変貌しているそう。
奥中さんのこれまでの作品を知っている人も、今回初めて触れる人も、楽しめる展覧会になっていますよ。
1番の見どころは、巨大なバルーン状のインスタレーション作品
展覧会1番の見どころは、最大直径12メートルにもおよぶバルーン状のインスタレーション作品。
今回のために特別に制作された、展示室いっぱいに膨らんだ巨大なバルーン状のビジュアルが特徴です。
作品を通して空気、水、光、そして他者との関係性を作品を通して体験してほしいという奥中さんの想いが込められているそう。
通常それらは形を持たないのですが、作品では周りの人が動いたり触れたりして起こる“揺らめき”を通して、その存在を確認できるといいます。
さまざまな色に変化する作品の内側には、大きな水枕が置かれていて、そこに座ったり、寝転がったりすることが可能。
五感を通じて作品を体験すると、日常では気づけなかった新しい発見があるかもしれません。
難しい知識はいらないから、アート初心者さんもぜひ感じるままに楽しんでみてくださいね。
オーロラのような美しい作品は写真映え!中に入って写真を撮ろう
おしゃれな写真が撮れるとSNSで話題になっている、本展覧会。
オーロラのような美しい作品は撮影可能なので、お気に入りショットはマストでカメラに収めましょう!
作品の中で座っている様子も映えますし、作品の外から中にいるところを撮ってもらうのもおすすめですよ。
動画は作品の中にいるときのみ撮影可能なので、貴重な体験をムービーでも記念に残せちゃいます。
バルーン状の作品以外にも、奥中さんがインスピレーションを受けた書籍やデッサン、走り書きといった資料に加えて、今回のために撮影したインタビュー映像が展示されているのだとか。
奥中さんの作品の制作意図やプロセスを深く知ることで、より展覧会を楽しめそうですね。
会期は2025年3月16日(日)までと、長期開催なのも嬉しいポイント。
何度訪れても新しい発見がありそうなので、気になる方は期間中に複数回訪れてみてはいかがでしょうか。
奥中章人「Synesthesia ーアートで交わる五感ー」展
会期:2024年10月4日(金)~2025年3月16日(日)
会場:WHAT MUSEUM 1階 SPACE2(東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日曜 11:00~18:00(最終入館17:00)
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始
入場料:一般 1500円、大学生 / 専門学生 800円、高校生以下無料
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売
展覧会パスポート 2500円(本展と同時開催中の展覧会が観覧可能)
公式サイト
https://what.warehouseofart.org/