7月も後半に差し掛かり、もう少しで夏休みが始まるという方も多いと思います。
旅行プランを考えている方へおすすめしたいのが、自然を感じられるスポットが多く、東京よりも比較的涼しい秋田。
今回は、秋田県出身のisutaエディター・mikiが、現地のおすすめスポットとグルメ、この季節ならではの行事をご紹介します。
出戸浜の本やさん / 潟上
まずご紹介するのは、秋田・潟上にある「出戸浜の本やさん」。秋田市から車で約30分の、潟上市にある出戸浜海水浴場に隣接している“セルフ式”の古本屋です。
出戸浜海水浴場の海沿いに並ぶ、海の家の中に混じって、ひっそりとたたずむ本屋さん。
本の種類は絵本や小説、分厚い洋書など、幅広く置かれています。子ども向けのドリルなんかもありましたよ。
店内からは出戸浜の海が…!夕方に訪れれば、日本海に沈む夕日を眺めることができます。
古本の買い方については、店内に説明書きがあるので安心です◎
出戸浜の本やさん
住所:秋田県潟上市天王字下浜山48
営業時間:10:00~日没まで
定休日:月曜日・金曜日
公式Instagram:@detohamabooks
秋田竿燈まつり / 秋田
続いてご紹介するのは、東北三大祭りの1つ「秋田竿燈まつり」。秋田の夏は、竿燈なしでは始まらないと言っても過言ではないほど、大事なお祭りです。
長い竹竿に明かりを燈したちょうちんを吊るし、額・手・肩・腰に乗せてバランスを保ち技を決める様子は、見逃せません。
秋田竿燈まつりは毎年8月3日~8月6日の4日間、秋田駅から約徒歩20分の「竿燈大通り」で行われます。お祭りならではの、屋台飯も楽しめますよ。
たくさんの竿燈が上がる様子は、感動すること間違いなし。「どっこいしょーどっこいしょ」という掛け声を一緒にかけて、祭りの一部となる感覚を楽しんでみてくださいね。
竿燈は客席に倒れてくる場合があるので、注意しながら観覧しましょう。
秋田竿燈まつり
開催場所:竿燈大通り
開催期間:8月3日~8月6日
竿燈演技時間:19:15~20:35
公式HP :https://www.kantou.gr.jp/
広栄堂 / 秋田
秋田駅から徒歩約20分の場所にある「広栄堂」は、秋田県民に愛されるかき氷屋さん。
5月下旬から9月末まで、期間限定で営業するお店のため、夏に秋田を訪れたらマストで行きたい場所ですよ。
ここでチェックしたいのは、「生グレープフルーツソフト」、通称“生グソ”。初めて聞いた人は必ず「何それ!?」となる、名物です。
溢れんばかりに盛られたかき氷に、もりもりのソフトクリームの組み合わせは、インパクト大。かき氷のシロップは果肉が入っていて、贅沢な食感です。初めは食べるのに少し苦戦しますが、氷の山を下から少しずつ掘り下げて食べていくのが、エディター流の上手に食べるコツ。
多少氷がテーブルに落ちてしまっても、気にしなくてOKです◎
氷を下へと掘っていくと、グレープフルーツがごろごろと出てきます!
「広栄堂」のかき氷はどれもボリューム満点で、さらに生グソはソフトクリームもトッピングされているため、かなりお腹がいっぱいになります。
広栄堂では、生グソの他に「生イチゴミルク」「洋ナシ」「宇治金時」など、たくさんの種類から選べますよ。
広栄堂
住所:秋田県秋田市南通みその町6-21
営業時間:10:00~17:30(L.O. 17:30)※営業期間は5月下旬~9月末(天候により変動あり)
田沢湖 / 仙北
続いてご紹介するのは、秋田・仙北に位置する湖「田沢湖」。秋田市から田沢湖は、車で約1時間15分で到着します。
日本一の深さを誇る湖で、その深さは423.4メートル!とても深く、底が見えそうなくらい透き通った湖は、夏に訪れると涼しさを感じられます。
田沢湖を訪れたらチェックしてもらいたいのが、ウォーターアクティビティ。
カヤックは、4月20日~11月4日までの間体験することができ、夏の時期にはもってこいのアクティビティです。
カヤックに乗って間近で見る田沢湖は、こんなに真っ青!
通常料金は傷害保険料込で、大人5500円~、幼児(小学生未満)4400円~、8月3日~18日の期間は、大人6000円~、幼児4900円~となっています。
ツアーは前日までの予約制なので、忘れずに予約をして行きましょう。
詳しくは、田沢湖キャンプ場が運営する「Tazawako Camp&Tours」の公式サイトをチェックしてください。
田沢湖
住所:秋田県仙北市
Tazawako Camp&Tours公式HP:https://tazawako.net/
お菓子のフレンドール / 横手
次にご紹介するのは、秋田・横手にあるお菓子屋さん「お菓子のフレンドール」。秋田市からは車で1時間ほどです。
こちらで有名なのが、「メロンパン」(税込324円)。柔らか~い生地に、軽いクリームの丁度良い塩梅を楽しめるメロンパンなんです。
夏にクリームはちょっと…と思う方もいるかもしれませんが、クリームはふんわり軽く、甘すぎないのでペロリと食べられます。1人1個じゃ足りないかも…。
クリームが入っているため、「持ち帰ってホテルなどで食べる」という方は、保冷バッグがあると安心。保冷剤はお店で買えますよ。
また、店内にはイートインスペースもあるため、活用してみてくださいね。
メロンパンは人気商品なので、お目当ての方はお早めに訪れることがおすすめ。エディターが13時ごろに訪れた際は、まだ在庫がありました。
お菓子のフレンドール
住所:秋田県横手市旭川1-5-39
営業時間:9:30~17:00
定休日:火曜日※8月末まで・8月13日、8月19日~21日
公式HP:http://www.friendoll.co.jp/
角館 / 仙北
秋田市から車で約1時間で訪れることができる、仙北・角館(かくのだて)は、東北の“小京都”と呼ばれる場所。
「角館武家屋敷通り」は、春夏秋冬、いつ訪れても趣のある景色を楽しむことができます。夏は青々と茂る木が、日本家屋に美しく映えます。
通りには秋田県の有名なうどん「稲庭うどん」をいただけるお店などがあるので、ランチがてら訪れてみるのもアリですよ。
そして角館を訪れたら行ってほしい場所がもう1つ、「安藤醸造 北浦本館」です。
こちらは、“秋田の家庭の味”を食べ、購入できる場所。味噌や醤油、だしなどの商品を購入できるほか、館内にあるお店では、安藤醸造の味わいを楽しめるレストランがあるんです。
特に、「元祖しょうゆソフトクリーム」(税込380円)はここでしか味わえないので、要チェック。角館を訪れた際は、ぜひ食べてみてください。
角館武家屋敷通り
住所:秋田県仙北市角館町 町東勝樂丁~角館町表町上丁
安藤醸造 北浦本館
住所:秋田県仙北市角館町雲然字山崎42-1
営業時間:9:00~17:00
公式HP:https://www.andojyozo.co.jp/
なまはげ館 / 男鹿
最後にご紹介するのは、秋田・男鹿(おが)にある「なまはげ館」。秋田市からは車で約1時間の距離にあります。
秋田と言えばの“なまはげ”は、男鹿が発祥の地。その歴史や関連する道具などを見ることができる場所となっています。
館内では、実際のなまはげのお面を持って写真撮影が可能。なまはげになった気分を味わえますよ。
隣接する「男鹿真山伝承館」では、なまはげが民家に訪れる様子を実際に体験することができちゃいます。
なまはげは大きい声を出して民家へやってくるので、ちょっと驚いてしまうかもしれませんが、夏の暑さを吹き飛ばしてくれるかもしれません。
「なまはげ館」のみの入館料は660円(小中高生330円)で、「男鹿真山伝承館」への入場も含む共通入館料は1100円(小中高生660円)です。
「男鹿真山伝承館」は、予約不要。当日受付時の混雑状況に応じて参加できる時間が変わります。
開講時間は、4月~11月、12月~3月の期間で変わってくるので、注意してください。
なまはげ館
住所:秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
営業時間:8:30~17:00
公式HP:https://namahage.co.jp
この夏は秋田へ旅行に行こう!
夏に秋田を訪れたら行きたいスポット・行事をご紹介しました。
秋田を観光するには車があると1番便利ですが、車は運転できないという方でも、電車やローカルバス、タクシーなどを使って回ることは十分可能です。
雪のない夏は、秋田を訪れやすい季節。自然と文化を堪能して、素敵な夏の思い出を作ってみてはいかがでしょう。