映像の記録媒体として、今ではDVDやブルーレイが当たり前になりましたが、少し前に主流だったのは「VHS」。
いわゆる“テープ”をビデオデッキにセットして、早送りしたり巻き戻したり…そんなふうに操作したことがある人もいるかもしれません。
今ではその姿をほとんど見なくなった、懐かしのVHSを楽しめる喫茶店「TAN PEN TON(タンペントン)」が、東京・下北沢に新たにオープン!
10月12日(木)の本オープンを前に、現在はウェルカムウィークとして営業しています。早速、isutaエディターもお店へ足を運んできました!
下北沢にVHS喫茶「TAN PEN TON(タンペントン)」がオープン
VHS喫茶「TAN PEN TON(タンペントン)」は、下北沢 BONUS TRACK内に位置しています。ガラスに飾られた、緑のネオンサインが目印。お店に用意されている懐かしのVHSで、さまざまなショートフィルムを鑑賞することができますよ。
店内にはカウンター席のほか、テーブル席やソファ席が用意されています。
お店を手がけるのは、2022年に立ち上げられた映画会社「NOTHING NEW」。
華やかに見える映画製作の世界ですが、実は資金の問題などから新しいクリエイターにとって難易度が高く、若い人の才能が発掘されにくいという問題があるそうです。
そこで「NOTHING NEW」が目をつけたのは、ショートフィルム。描きたいテーマやアイデアも、ショートフィルムなら表現しやすいことから、今回の「TAN PEN TON」構想へとつながったといいます。
インターネットでいつでも誰でも、気軽に映像が見られるようになった現在。しかし「TAN PEN TON」では、あえて今の時代にすでに生産が終了している「VHS」の映像体験を提供しています。
“ネット上”という形のないところから、“VHS”という形あるものに戻すことで、作品への愛着に結びついていくのでは。
そこで、厳選されたショートフィルムをVHSで楽しめる、ユニークな「TAN PEN TON」が誕生したそうです。
VHSをデッキに入れるって…懐かしさたっぷりじゃない?
店内には、たくさんのVHSが並べられており、懐かしいブラウン管テレビで実際に再生することが可能です。
昔はなんとも思っていなかったけれど、よく見るとVHSって意外とかわいいかも。インテリアとして飾っておいても、十分おしゃれな雰囲気になりそうです。
久しぶりに見るビデオデッキに、興奮度がMAX。そうそう、こうやってガチャンとテープを押し込んでいた記憶があります。
VHSの操作一つひとつに、逐一感動してしまいそう。使い方がわからなくても、お店の人が教えてくれるので安心してくださいね。
見たい作品を選んでVHSをセットしたら、あとは再生するだけ。壁にかかっているヘッドホンを使って鑑賞することもできますよ。
テレビとデッキは1台のみの用意となっているため、他のお客さんと譲り合いながら、タイミングを見計らって体験してみてくださいね。
映画鑑賞に欠かせないドリンクとポップコーンもあるよ
映画といえば、やはりドリンクとポップコーンは欠かせないですよね。
「TAN PEN TON」では、美味しい抹茶ドリンクやソーダフロートなどが用意されています。
ポップコーンも、普通の塩味ではなく「抹茶塩」という珍しいフレーバー。これがまた、一度食べるとくせになる美味しさなんです!
むしろ、普通の映画館でも販売してほしいくらい、ハマってしまいそう。
お店の本オープンは10月12日(木)ですが、現在もウェルカムウィークとして営業中。誰でも気軽に楽しめるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
TAN PEN TON(タンペントン)
場所:下北沢 BONUS TRACK内(東京都世田谷区代田2-36-13)
営業時間:12:00~23:00(L.O. 22:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日が定休日)
X (旧Twitter):@TANPENTON