SNSで見つけた、おしゃれでセンスのある憧れのあの人。
「どんな毎日を過ごしているの?」「なにが好き?」「おしゃれの参考にしているファッションアイコンは?」など、気になるアレコレをisutaエディターがインタビュー形式で紐解いていく、「センスフルな憧れちゃん」。
第11回目の“憧れちゃん”は、東京・中目黒のマンションの一室で、ヴィンテージショップ「olsen(オルセン)」を営むmahoさん。
お店のこだわりやファッションのモットー、好きなヴィンテージショップ、メイクのこだわりなどをisutaエディター・maayaが聞きました。
憧れちゃん vol. 11:ヴィンテージショップのオーナー・mahoさん
mahoさんってどんな人?
ファッション雑誌の制作に携わりたいという思いからフォトグラファーになるも、古着が好きな気持ちからヴィンテージショップ「olsen」を立ち上げ、オーナー&バイヤーへと転身。東京・中目黒のマンションの一室に実店舗を持ち、オンラインストアでの販売も行っている。
Instagram(@maho___yamaguchi)
「olsen」を始めたきっかけは?
maaya:mahoさんは、なぜヴィンテージショップのお店を始めようと思ったのでしょうか?
maho:洋服が大好きだからです。幼い頃から洋服が好きで、中学~高校生の頃からは特に古着に興味を持つようになりました。当時読んでいた雑誌『mer(メル)』や『古着MIX』の影響が大きかったと思います。
初めて古着屋さんで働いたのは20歳の時です。その後、ファッション雑誌の制作に携わりたいと思ってフォトグラファーを少し経験しましたが、もっと洋服にまつわる仕事がしたくなって再び古着屋さんで働きました。
「いつか自分のお店を出したい」、「自分で何かを始めてみたい」という気持ちが働くたびに増していき、自然な流れで「olsen」を始めました。
お店のこだわりを教えて
maaya:「olsen」で大事にしている、こだわりはありますか?
maho:あまり古着屋さんやヴィンテージショップという枠に囚われないお店づくりを意識しています。
古着だから、新品だから、という観点で選ぶよりも、自身の直感でその洋服が好き、ファッションが好きという気持ちが一番大事なのではないかと思っています。
「olsen」を古着屋さん、ヴィンテージショップという名称で表すより、ファッションが好きな人、興味がある人の交流の場所となり、人同士の出会いから新たに何かが生まれる場になれたらと思っています。
お店はマンションの一室にあるので、路面店とはまた違って落ち着いた雰囲気ですし、お店にソファや机を置いたり、お花を飾ったりして、なるべくお客様がリラックスして過ごして頂けるような環境づくりを目指しています。
おしゃべりしにくる感覚で、フラッと立ち寄ってもらえたら嬉しいです。
オキニな古着屋さんやブランドは?
maaya:お洋服をこよなく愛するmahoさんが好きなお店やブランドが知りたいです!
maho:好きなブランドは「SATORU SASAKI(サトル ササキ)」や「Dries Van Noten(ドリス ヴァン ノッテン)」、「MM6 Maison Margiela(エムエスシックス メゾン マルジェラ)」ですね。
maho:お気に入りの古着屋さんはすべて都内にあり、1つが三軒茶屋にある「TARP(タープ)」です。置いてあるアイテムのセンスが良いのはもちろんなのですが、セレクトショップみたいなお店の雰囲気も素敵なんです。あとお店のInstagramも雰囲気がありますし、同業者としてとても勉強になります!
maho:2つめが富ヶ谷にある「minoi(ミノイ)」。ここは個性的なアイテムが多くて魅力的ですし、Instagramのライブ配信にはお店を営んでいるご夫婦が出演されるのですが、お二人の掛け合いがとっても軽快で楽しいんです。
maho:3つめは世田谷の「tahlia store(タリアストア)」です。鮮やかな配色の民族系の衣装があって、こういうテイストがツボな人にはとても刺さると思います!
maho:あと、ヴィンテージの雑貨屋さんで好きなのが、祐天寺にある「SEIN(セイン)」です。ここはユニークなオブジェが多くて、行くたびに面白い発見があります。
ファッションのテーマは?
maaya:mahoさん的ファッションのテーマはありますか?
maho:強いていうなら“上品な中にもユニークさを”がテーマでしょうか。
あとは、全体のバランスを重要視しています。色や柄、モノトーンなどさまざまなスタイルをするのですが、奇抜すぎても違いますし、シンプルすぎても面白くないなと思います。上品さは残しつつ、遊び心もどこかに欲しいなと思って、いつもスタイリングしています。
maaya:全体のバランス…どうやって調整していくのでしょうか?
maho:言葉にすると少し難しいのですが、全身を鏡で見た時にしっくり来る時もあれば、来ない時もあるんですよね。それはきっと、ファッション、ヘア、メイクのバランスなんだろうなと感じます。なので、全体の足し引きを大事にしています。
例えば洋服がシックにまとまっている時は、抜け感を出すためにヘアスタイルはゆるいラフな感じにするというイメージです。
maaya:洋服だけでなく、ヘアスタイルや小物でもバランスを調整できますよね。アクセサリーはどんなアイテムを選ぶことが多いですか?
maho:昔はモードな雰囲気が好きだったので、アクセサリーはシルバーばかりだったのですが、最近はゴールドのアイテムがもっばら多いです。
写真のアクセサリーは、「GAGAN(ガガン)」のチョーカーと「Bottega Veneta(ボッテガ ヴェネタ)」のピアスと、「LARA BOHINC(ララ ボヒンク)」のブレスレット。
肌なじみが良いですし、カジュアルなファッションでも上品に見せてくれます。
インスピレーションはどこから?
maaya:mahoさんのおしゃれセンスは、どこからインスピレーションを受けているんでしょう?
maho:昔から好きなのはAlexa Chung(アレクサ チャン)です!
最近だと、Instagramでフォローしているおしゃれな方々の私服だったり、
maho:イラストレーターのRosie McGuinness(ロージーマクギネス )が好きで、イラストの色合いがとても参考になるのでスタイリングに取り入れたりしています。
インテリアはInstagramやPinterestでいろいろ探して、参考にしていますね。
最近買ったお気に入りの洋服が知りたい
maaya:最近買った、お気に入りの洋服はありますか?
maho:ヴィンテージのドレスです!少し民族調のカラフルな刺繍と黒ベースのシックなデザイン、Vネックの開き具合のバランスに一目惚れしちゃいました。
昔有名だったブランドのドレスで、とても貴重なアイテムだという視点でも運命の一着だったと思います。
maaya:mahoさんがこの秋、他に狙っているものはなんでしょう?
maho:サイハイブーツです!ゆるいニット×ショートパンツに合わせたコーデを楽しみたいです。あとはセットアップスタイルも気になっています。
メイクのこだわり教えて!
maaya:mahoさんは、カラーメイクの取り入れ方もとてもセンスフルだなと思いました!普段のメイクで意識していることはありますか?
maho:メイクもやはり全体のバランスでしょうか。
オレンジ系のメイクが好きなので、アイシャドウもリップもオレンジなのですが、全部を濃くしすぎると重たく見えてしまうため、チークやハイライトなどで抜け感を出しています。
あとは、個人的にアイライナーがいちばん重要で、割と明るめのオレンジシャドウを使うことが多いので、黒いリキッドライナーで目尻を長めに描いてキリッと引き締めています!
maaya:最近愛用しているコスメもお聞きしたいです!
maho:Celvoke(セルヴォーク)のアイシャドウパレットと、ETVOS(エトヴォス)のクッションファンデです!
アイシャドウパレットは何より配色がかわいいですし、仕上がりや持ちの良さもとても好みなんです。肌はツヤ肌が好みなのですが、理想の仕上がりが叶うこのクッションファンデが気に入っています。
maaya:カラーコスメ以外に、例えば愛用しているフレグランスなどもありますか?
maho:FUEGUIA(フエギア)の香水が好きです!香りそれぞれにストーリーがあるのも素敵ですし、ウッド系の香りがとても好みなんです。愛用しているのは『Cándido López(カンディド ロペス)』で、深みがあって、しっかり香ってくれるところも気に入っていますね。
最近ハマっていること
maaya:最近ハマっていることはありますか?
maho:石粉粘土にハマっていて、時間が経つとカチカチに固くなって紙やすりなどで削れるので、暇な時はそれでオブジェなどを作っています。
できれば陶芸を始めたいのですが、なかなか時間もなくてコンスタントにできるものでもないため、ひとまず練習も兼ねて粘土で遊んでいます(笑)
mahoさんの夢を教えて
maaya:最後に、mahoさんがこれから叶えたい夢はありますか?
maho:自分が一番大事にしたいことの根本は衣食住なので、ファッションだけではなくライフスタイルにも力をいれていけたら良いなと思っています。いつか古着だけではなく、新品のお洋服や花瓶、植物など自分の好きが詰まったお店を開きたいです!
ふんわりとした雰囲気のmahoさん。Instagramで見る、おしゃれな着こなし方やおしゃれなカラーメイクがとても素敵だと思っていたので、丁寧にその秘訣を教えていただき益々ファンになってしまいました(笑)
また、ご自身のお店「olsen」が洋服好きの交流の場になって、新しい面白いことが生まれる場になれればという想いがとても印象的でした。お店には大きな机が中心に置かれていて、洋服屋さんとは思えないほどゆったりくつろげる空間。そこで楽しく会話をする、洋服好きの方たちの光景が目に浮かびました。
byエディター・maaya
mahoさんがおすすめするブランドやお店はこちらから
・SATORU SASAKI
・Dries Van Noten
・MM6 Maison Margiela
・TARP
・minoi
・tahlia store
・SEIN
・GAGAN
・Bottega Veneta
・LARA BOHINC
・Celvoke
・ETVOS
・FUEGUIA