東京の街を舞台にした国際芸術祭「東京ビエンナーレ 2023」の、秋会期が9月23日(土)よりスタート。
会場の一つである大手町・丸の内・有楽町エリアでは、誰もが参加できるアートプロジェクトや屋外壁画のライブペインティングなどが行われる、アートイベント「大丸有アートアクション」が開催されます。
芸術の秋にぴったりなイベントへ遊びに行ってみませんか?
「東京ビエンナーレ 2023」を大手町・丸の内・有楽町エリアで楽しも
2年に1度開催される「東京ビエンナーレ」には、世界中から幅広い分野のアーティストやクリエイターが集結。
2023年度は『リンケージ つながりをつくる』をテーマに、制作期間・プロセス公開を目的とした夏会期と、その成果を展示する秋会期の2期間にわたって実施されます。
9月23日(土)から始まる秋会期に先立ち、大手町・丸の内・有楽町エリアでは、アートイベント「大丸有アートアクション」の一部プログラムが先行スタート。
本エリアをお散歩すれば、ビルのショーウィンドウや屋外スペースなどを使った、さまざまなアートプロジェクトに触れ合うことができますよ。
『Slow Art Collective Tokyo』の作品作りに参加しよ
ここからは、「大丸有アートアクション」の詳細をご紹介。
『Slow Art Collective Tokyo(スロー・アート・コレクティブ)』は、竹やロープなどの自然素材を用いて、来場者と共に大規模インスタレーション作品を共同制作する参加型アートプロジェクトです。
9月12日(火)〜18日(月・祝)の期間は、有楽町会場のSlit Park Yurakuchoで公開制作が行われ、9月19日(火)からは来場者参加型の作品として、大手町会場の東京サンケイビルを含む2会場で展開。
また、会期中には丸の内エリアにもポップアップ会場が出現する予定ですよ。
アーティストの制作風景を見て楽しんだり、制作に参加して作る喜びを体験したり、存分に堪能してみて。
巨大壁画ライブペインティングは大迫力の予感
ベルギーを拠点に活躍するアーティスト・Charlotte de Cock(シャーロット・デ・コック)さんは、大手町ファーストスクエアの南側壁面に、『東京のための処方』と題した巨大壁画をライブペインティングで公開制作。
地上10mのクレーンから描かれるダイナミックな制作風景は、ぜひ目にしたいものですよね。
制作期間は、9月18日(月・祝)より3日間の予定。天候により順延の可能性もあるため、訪れる際には当日の東京ビエンナーレSNSで、スケジュールをチェックするのがおすすめです。
多国籍な作品で彩られるオフィスビルの一角を覗きに行こ
IMM東京(イミグレーション・ミュージアム・東京)が、オフィスビル等のフロアの一角を展示会場として活用する、『It’s Not a Cultural Showcase, but a Window to the Soul(それは文化のショーケースではなく、心の窓)』も必見。
海外にルーツを持つ日本在住の人々を対象に、彼らの生活に息づく文化から生まれた作品や表現を募集し、それらを多国籍美術展としてショーケース内で展示するといいます。
さまざまなバックグランドを持つ人々が、ゆるやかに繋がるスペシャルな場所となりそう。
10月7日(土)〜11月5日(日)の期間、大手町ビル、三菱ビル、新東京ビル、国際ビルで展開されます。
実存する女性をモチーフにした作品も登場
アーティスト・薄久保香さんが、大丸有エリアの街に実在する数名の女性たちを取材し、その人物の内省的世界を描いた『すぐ傍にみつけたあなたの分身』も必見。
複写とデジタル加工を経て壁画となった作品が、大丸有エリアの複数箇所に掲げられますよ。モチーフとなった人物がどのような人なのか、想像しながら鑑賞してみてはいかが?
この他にも対象エリアでは、あちこちにアート作品がお目見えするので、ぜひ各会場を巡ってみてくださいね。
東京ビエンナーレ2023 概要
会期:夏会期 7月〜9月まで随時開催(プロセス公開)
秋会期 9月23日(土)〜11月5日(日)(成果展示)
場所:東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア)
入場:無料(一部プログラムは有料)
公式サイト:https://tokyobiennale.jp/
参照元:NPO法人大丸有エリアマネジメント協会 プレスリリース