「サムシング センスフル」は、isutaが見つけた“センスの光るモノ”をシェアするシリーズ。
想いのこもったコンセプト、こだわりの詰まった機能性、ひねりの効いたデザインなど、どこか“センスフル”な要素を感じるプロダクトを、ひとつずつご紹介していきます。
TOUMEIの「Cloud」
福岡のガラスウェアブランド「TOUMEI(トウメイ)」のフラワーベース「Cloud」(税込9460円)は、名前の通り雲(=Cloud)をかたどったような、ユニークな形のフラワーベース。
カラーはclear/gray/amber/blue/bluegreen/light blue/Navyの全7色が展開されています。
写真に写っている『blue』は、藍色のような深いブルー。どこかレトロな雰囲気の漂う色味です。
伝統の技法から生まれる、唯一無二のもこもこシルエット
もこもことした「Cloud」のフォルムは唯一無二。そのまま置いておくだけでも映える、抜群の存在感があります。
TOUMEIでは、ガラスを巻きつけた竿に空気を吹き込む、“宙吹き”という技法が採用されているそう。
ふくらみとくびれを繰り返す「Cloud」のこの複雑な形を、型を使わず成形しているということに驚きます。
並べて使いたい「TOUMEI」の花瓶シリーズ
サイズは直径70mm×高さ165mmと、以前ご紹介した「Kofun」より少しスリムでのっぽ。2つ並べて使うのもおすすめです。色は揃えても、バラバラでも。
1つ1つに存在感があるのに、複数並んでもチグハグにならず、きれいにまとまるのが不思議。
集め始めたら、もう止まらなくなってしまいそうです。
ユニークな形とシックな色味のバランスを楽しんで
濃く色づいた『Blue』のガラスは、他のカラーに比べて透け感は控えめ。
光にかざすと、そのぶん色濃い藍色の、もこもことした影を落とします。
About「TOUMEI(トウメイ)」
2016年にガラス作家の髙橋漠さんと和田朋子さんが立ち上げた、福岡・宗像(むなかた)を拠点とするガラスウェアブランド。
日常使いできる花器やグラス、照明などを、ひとつひとつハンドメイドで製作しています。
ガラス製品のほとんどは、中心が空洞になっている竿にガラスを巻き取って空気を吹き込み、手早く成形して竿から外す、“宙吹き”という技法で製作。また、福岡で約100年にわたり受け継がれてきた“色ガラス”の技術をもとにした、独自の調合による発色も魅力の1つです。
工房で丁寧に作り上げられたプロダクトの数々は、どれも手仕事ならではの温かさと、透明なガラスの持つ涼やかさを兼ね備えたものばかり。
中には廃棄のガラスをアップサイクルしたものや、花器の写真を大胆にプリントしたトートバッグなど、ユニークな製品もラインアップしています。
商品は公式オンラインストアの他、全国のセレクトショップなどで販売中。さらに年1〜2回ほど宗像のスタジオにて開催される、お得なガレージセールも見逃せません。