SNSで見つけた、おしゃれでセンスのある憧れのあの人。
「どんな毎日を過ごしているの?」「なにが好き?」「おしゃれの参考にしているファッションアイコンは?」など、気になるアレコレをisutaエディターがインタビュー形式で紐解いていく、「センスフルな憧れちゃん」。
第7回目の“憧れちゃん”は、現在東京にあるコーヒーショップ2拠点でバリスタとして活躍しながら、古着屋さんでアイテム撮影や広報担当としても働くhazukiさん。個人でPodcastも運営するなど、アクティブに活動されています。
バリスタになったきっかけや、おすすめのカフェに古着屋さん、メイクのマイルールなどについて、isutaエディター・maayaが聞きました。
憧れちゃん vol. 7:バリスタ・hazukiさん
hazukiさんってどんな人?
現在、東京・池ノ上にある「COFFEE COUNTY TOKYO」と清澄白河の「KOFFEE MAMEYA Kakeru」の2拠点で、バリスタとして活躍中。千葉・君津にある古着屋さん「tide pool」では、アイテム撮影、広報担当、イベント時に店頭での接客を行っている。個人では、好きを極めて歩む“素敵な面白い人”をゲストに呼び、新たなスタイルや道のりを発信する、Podcast『Shade Tree』も運用している。
Instagram(@has_keys)
“バリスタ”を仕事にしたきっかけは?
maaya:hazukiさんはなぜ“バリスタ”をお仕事にされたんですか?
hazuki:コーヒーが大好きで、接客の仕事も好きだからです。バリスタは、さまざまな過程を経て届いたコーヒー豆を1杯のコーヒーに仕上げて、お客さんへ提供する仕事です。想像以上の人の努力が詰まったコーヒーを、最後に届ける責任ある仕事だと思っています。
maaya:バリスタを目指そうと思った最初のきっかけは何だったんでしょう?
hazuki:高校生のときに、『アフリカ キタム』というコーヒー豆に出合ったことがきっかけでした。初めてブラックで飲めたコーヒー豆で、コーヒーそのものを楽しむことができたんです!
hazuki:そこからコーヒーが大好きになり、自分が経験した接客を自分のやり方で多くの人へ届けたいと思って、大学生の時にコーヒーショップでアルバイト経験を積みました。働いてみたいお店に直談判したこともあり、一時はコーヒーショップを掛け持ちしていたほどでした(笑)
maaya:素晴らしい行動力ですね!大学卒業後は、そのままバリスタの道に進まれたんですか?
hazuki:就職のタイミングでは、考え抜いた結果バリスタではなく別の業界に進みました。副業でバリスタとして働く機会もあり、自分が本当にやりたいことを見つめ直したときに、バリスタ一本で進んでいこうと決めました。
maaya:勇気を持って決断されたんですね。今はどちらでhazukiさんのコーヒーを飲めますか?
hazuki:2箇所で働いていて、東京・池ノ上にある「COFFEE COUNTY TOKYO(コーヒーカウンティ トウキョウ)」と清澄白河の「KOFFEE MAMEYA Kakeru(コーヒー マメヤ カケル)」です!どちらも憧れの場所だったので、バリスタとして働けて光栄です。
バリスタが足繫く通いたくなるカフェって?
maaya:バリスタのhazukiさんが足繫く通うカフェがあれば、ぜひ教えてほしいです!
hazuki:東京・桜新町にある「Autumn(オータム)」は、ホーム感があって大好きなお店です。コーヒーがおいしいのはもちろん、店主さんの優しい人柄が全てから感じられて、自然と力が抜けてリラックスできるんです(笑)
元気が欲しいときに、出勤前に早起きして行きたくなるお店ですね。
バリスタは接客業なので、他のお店に行くようにして、お客さん側の視点も忘れないようにしています。
古着屋さんでも働くhazukiさんが好きなお店は?
maaya:hazukiさんは古着屋さんでも働かれているそうですね。
hazuki:千葉・君津にある、パートナーのお店「tide pool(タイドプール)」でも働いています。仕事内容はアイテム撮影、広報、イベント出店の際の店頭接客などです。
バリスタがメインなので限られたことしかできていませんが、古着が大好きですし、バリスタとは違う接客が学べるということで興味のある分野だったので、自分からお願いしてこの仕事を始めました。
コーヒーも古着も、手元に届くまでのこれまでの“ストーリー”があるのが共通項だと思っています。そのストーリーを受け取ったお客さんの“ストーリー”に変化が起こることもあると思うと、とてもワクワクします!
maaya:コーヒーと古着…共通するポイントがあるのは新発見でした。hazukiさんが好きな古着屋さんが知りたいです。
hazuki:東京・青山にある「verandah aoyama(ベランダ青山)」は、初めて古着を買ったお店なんです。いつ行っても何かしら好きなものが見つかるし、新しくチャレンジしたいファッションにも出合える場所ですね。店員さんが過去に買ったものを全部覚えていてくれて、自分に寄り添ってくれるあたたかい雰囲気も好きです。
フランクな接客で「着てみなよ~」と話しかけてくれる、三軒茶屋にある「ORANGE GERBERA(オレンジガーベラ)」もお気に入りです。ここは毎回行くたびにお店のレイアウトが変わっていて、新鮮さが味わえるのも素敵なんです。
なんでPodcastをやっているの?
maaya:hazukiさんはPodcastもされているんですね!
hazuki:自己表現の一環として、Podcast『Shade Tree(シェードツリー)』を発信しています。私がインタビュアーとなり、自分の好きを突き詰める“面白い人”を毎回ゲストに迎えてトークをしています。リスナーにとっては、新たなスタイルや道のりを知る時間となり、ゲストとして登場してくれた人には活躍の場を広げる場所になれたら嬉しいです。
maaya:始められたきっかけは何だったんでしょう?
hazuki:フォロワーさんから「好きなことを仕事にしたいけれど、なかなか踏み出せない」という内容のDMを貰うことが多かったことから、そんな方たちの背中を押す場所を作りたいと思ったのがきっかけでした。
hazuki:今は好きなことを仕事にすること自体は、目立つ時代ではないと思います。自分が最終的にどんなことを成し遂げたいのか、その遠い目標を自分でしっかり決めてから計画的に行動に移す。私のPodcastがきっかけで、そんな人が増えたらうれしいです。
メイクやファッションのこだわりを教えて!
maaya:hazukiさんのファッションやメイクのこだわりも聞きたいです!マイルールってありますか?
hazuki:メイクは、赤リップだけするのがこだわりです!大学生のときに出会った、当時のアルバイト先の先輩が黒髪×赤リップのスタイルでとても素敵だったんです。それ以降、赤リップはずっと真似しています。
メイクが肌に合わずに痒くなってしまうことも理由にありますが、自分の生まれ持った素材を受け入れて愛してあげたいという気持ちから、メイクは赤リップだけにしています。
maaya:赤リップだけというこだわり、とてもおしゃれですね!赤リップはいくつかお持ちなんですか?
hazuki:10本前後持っていて、季節やその日の気分、ファッションで、オレンジ寄りの赤だったりピンク寄りの赤だったりを使い分けています。一番好きでいくつか持っているのは、CHANEL(シャネル)です!
maaya:赤リップと言ってもいろいろな色があるから、それぞれで印象もグッと変えられますよね。メイク以外にこだわりはありますか?
hazuki:髪型は変えたいタイミングでなりたいイメージをしっかり持って、いま着たい服装と合わせて考えていきます。Pinterestでヒントを探すことが多いですね。
憧れの人がいたとして、その人を全部真似すると個性がなくなってしまうと思うので、少しずつ「いいな」と思った部分を自分に取り入れるようにしています。
「循環」「必要な時に必要な分だけ」「すべての言動に理由をつける」が私の考えです!すべてバリスタの仕事が考え方の由来になっていると思います。
最近買ったお気に入りのものは?
maaya:hazukiさんが最近買ったお気に入りのものはありますか?
hazuki:「Onitsuka Tiger (オニツカタイガー)」の『MEXICO66 yellow』です!今の気分は洋服はシンプルに、シューズは派手なスタイルが好みなので、このスニーカーはどストライクでした。
素材の組み合わせや色、シルエットのコンパクトさがお気に入りです。
お部屋で一番好きな場所って?
maaya:インテリアについてもお聞きしたいです!お部屋で一番お気に入りの場所はどこでしょう?
hazuki:キッチンが大好きな場所です。お料理が好きなので、自分の一番好きな空間ですね。
maaya:素敵なキッチンですね!好きなインテリアブランドはありますか?
hazuki:東京・北参道にある「THE MOTT HOUSE TOKYO(モットハウストーキョー)」がお気に入りです!ここは、インテリアの色の組み合わせも勉強になります。
hazuki:あと、インテリアブランドではないのですが、横浜にある「青果ミコト屋」は野菜が本当においしくて通っています!ロスになる青果を活かしたまかないランチも食べられるのですが、それも絶品なんです。
これからの夢を教えて!
maaya:最後に、これからのhazukiさんの夢が聞きたいです!
hazuki:この人のコーヒーが飲みたい!と言われるバリスタとして、もっともっと活躍したいです。「コーヒーは苦いから飲めない」「ミルクを入れれば飲める」そんな今までの固定概念をなくして、皆さんのコーヒーの選択肢を増やせるバリスタになりたいです。
あとは、古着屋さんとPodcastの活動も積み重ねて、バリスタのhazukiを知ってもらうきっかけを増やしていきたいと思っています!
プライベートでは、車の免許を取得して1人キャンプに行きたいですね(笑)
バリスタとしての道もおしゃれのマイルールも、自分が好きなものを信じて突き進む姿がとてもかっこいいと思いました。毎日帰り道に、その日の接客の反省をするそうで、ひたむきに努力をするhazukiさんのバリスタとしての夢が実現するのは、そう遠くない未来だと思います。そして物欲の強い私は、hazukiさんの「必要な時に必要な分だけ」の言葉が非常に響きました…本当にそうです、Hazukiさんみたいに自分の軸からブレない生き方って最高に素敵じゃないですか?
金髪×赤リップで笑顔がキュートなhazukiさんに、終始元気をもらいました。
byエディター・maaya
hazukiさんがおすすめするブランドやお店はこちらから
・Autumn
・verandah aoyama
・ORANGE GERBERA
・Onitsuka Tiger
・THE MOTT HOUSE TOKYO
・青果ミコト屋