暑さが厳しい今年の夏。熱中症になる恐れもあるから、屋外にいる時間はなるべく短くしたいですよね。
せっかくの夏休みにお出かけを計画するなら、屋内で楽しめるミュージアムや展示会がおすすめ。現在都内では、絵画の世界に没入できる展示や有名写真家の作品を楽しめる展覧会など、さまざまなイベントが開催されています。
今回は、その中でも特におすすめしたい5つをご紹介。涼みながらアートに触れて、特別な体験を楽しんでみては?
Immersive Museum TOKYO 2023/日本橋
2022年に大きな話題を呼んだ「Immersive Museum(イマーシブ ミュージアム)」の第2弾、「Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM」が東京・日本橋の日本橋三井ホールにて開催中です。
特別な音響効果と壁面・床面に投影される映像を組み合わせることで、没入体験ができるユニークなアートミュージアム。
今年は「ポスト印象派」をテーマに、ゴッホやゴーガン、スーラなどの作品がフィーチャーされています。
次々と作品が移り変わり、音楽と一緒にプログラムが進んでいくうちに、きっとその世界観に魅了されてしまうはず。作品や画家について詳しく知らなくとも、気軽にアートを楽しめますよ。
コンテンツは自由に撮影することもできるから、ぜひその不思議な映像を記録に収めてみてくださいね。
Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM
期間:7月7日(金)~10月29日(日)
時間:平日 10:00~20:00 ※19:20最終入場/土日祝 9:00〜20:00 ※19:20最終入場
場所:日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1-4F)
入場料:大人 税込2500円/大学生・専門学生 税込1800円/高校生・中学生 税込1500円
URL:https://www.immersive-museum.jp/
※日時指定券の販売枚数に余裕のある場合のみ「当日券」を販売
ソール・ライターの原点 ニューヨークの色/渋谷
渋谷ヒカリエで開催されているのは、“カラー写真のパイオニア”と称されるアメリカの写真家、ソール・ライターの写真展。生誕100年を記念し、「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」が実施されています。
Bunkamuraザ・ミュージアムで過去2回にわたり企画展が開催されていましたが、現在Bunkamuraが休館中。そのため、渋谷ヒカリエに場所をうつして、3回目となる展覧会が7月からスタートしました。
本展では、モノクロ写真やファッション誌の撮影カット、彼が描いた絵画など400点以上の作品がラインナップ。白黒の中にもあたたかみを感じる写真や、自然体の姿を写したファッションスナップなどに、引き込まれること間違いなしですよ。
注目は、ヒカリエホールの大空間を利用した大規模プロジェクション。大型スクリーンに映し出される写真の数々に、圧倒されちゃいそうです。
8月23日(水)までと閉幕が迫っているので、気になる方は早めに足を運んでみて。
ソール・ライターの原点 ニューヨークの色
期間:7月8日(土)~8月23日(水)
時間:11:00~20:00 ※最終入場は19:30まで
場所:渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール ホールA(東京都渋谷区渋谷2-21-1)
入場料:一般 1800円/大学・高校生 1000円
URL:https://www.bunkamura.co.jp/
テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ/六本木
絵画や写真、インスタレーションなどさまざまなジャンルの作品を楽しみたいなら、六本木の国立新美術館で開催されている「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」はいかが?
イギリス・ロンドンにあるテート美術館のコレクションから、「光」をテーマに作品を厳選した展覧会です。
18世紀末から現代までの約200年間におよび、さまざまなアーティストたちが手がけた約120点の作品が集結。それぞれのアーティストが「光」をどのように描くのか、その表現や技法の移り変わりを堪能できます。
会場には、光を用いた大型インスタレーションも登場。日本初出品となるジェームズ・タレルの『レイマー、ブルー』や、オラファー・エリアソンによる『星くずの素粒子』は必見ですよ。
「タッチミー!アートペン」(各 税込1980円)をはじめとしたオリジナルグッズも登場しているので、お土産にゲットするのもアリかも。
テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ
期間:7月12日(水)~10月2日(月)
時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで/入場は閉館の30分前まで
場所:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)
休館日:毎週火曜日
入場料:一般 税込2200円/大学生 税込1400円/高校生 税込1000円
展覧会ホームページ:https://tate2023.exhn.jp/
デイヴィッド・ホックニー展/清澄白河
東京都現代美術館では、27年ぶりとなるデイヴィッド・ホックニーの大型個展「デイヴィッド・ホックニー展」が開催中です。
絵画やドローイング、版画、写真、舞台芸術といった多彩なジャンルで作品を生み出し続けるホックニーさん。
本展では、イギリスとロサンゼルスで制作された代表作をはじめ、風景画の傑作『春の到来』シリーズや、iPadで描かれた新作まで、約120点の作品が展示されています。
全長90メートルもあるという『ノルマンディーの12か月』は、フランス北西部のノルマンディー地方の景色を描いたもの。四季の移り変わりや自然が変化していく様子を、じっくりと味わってみてくださいね。
期間:7月15日(土)~11月5日(日)
時間:10:00~18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで
場所:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F(東京都江東区三好4-1-1)
休館日:月曜日(7月17日、9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
入場料:一般 2300円/大学生・専門学校生 1600円/中高生 1000円
URL:https://www.mot-art-museum.jp/
金曜ロードショーとジブリ展/天王洲
ジブリ好きさん必見!天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで行われている「金曜ロードショーとジブリ展」には、ファン必見の魅力的なコンテンツがたくさん用意されています。
本展は、日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」の歩みを辿りながら、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会。「金曜ロードショー」では、なんとこれまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品が放送されてきたそうです。
会場では、1984年の『風の谷のナウシカ』から2020年の『アーヤと魔女』まで、スタジオジブリのほぼ全作品の絵コンテを展示。さらに、2018~19年に開催された展覧会「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた、巨大な「ジブリの幻燈楼」が東京に初登場しますよ。
フォトスポットが充実しているところも、本展の見どころ。作品のポスターの中に入り、主人公気分で写真を撮影できるフォト空間も用意されています。『もののけ姫』のサンになりきってみたり、『魔女の宅急便』のキキ気分に浸ってみたり…。
ほかにも、AR体験や『風の谷のナウシカ』の王蟲の世界など、気になるコンテンツが詰まっているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
金曜ロードショーとジブリ展
期間:6月29日(木)~9月24日(日)
時間:10:00~20:00 ※最終入場は19:30まで
場所:寺田倉庫 B&C HALL /E HALL(東京都品川区東品川 2-1-3)
料金:大人 税込1800円/中・高校生 税込1500円(通常チケット)
公式サイト:https://kinro-ghibli.com/
この夏はミュージアム・展示会を満喫しましょ
外に出るのも億劫になる暑さだけど、室内で楽しめるアート作品なら快適に過ごせそう。涼みながら、気になるアートを鑑賞してみてくださいね!