少し前に久々の渡韓を果たしたばかりのエディター・toonaですが、このバカンスシーズン、旅行欲はなかなかおさまりません。
行きたい国や都市は数あれど、特に私を惹きつけて離さないのが、観光地としても人気のフランス・パリです。以前フランスに留学していたこともあり、パリは思い入れが深く大好きな街の1つ。もう何年も行けていませんが、本当は今すぐにでも訪れたい!
そんな溢れる欲求をプチ解消してくれる素敵なイベントが、7月末まで東京・伊勢丹新宿店で開催されていました。
その名も「ISETAN de パリ祭」。パリを感じるグルメが大集合する、魅惑のイベントです。
新宿伊勢丹「ISETAN de パリ祭」に行ってきた!
7月14日はフランス革命記念日。フランスではそれを祝って各地でパレードがおこなわれたり、夜には花火が上がったりと、お祭り騒ぎになる1日です。
それにともなって伊勢丹新宿店にて開催されたのが、「ISETAN deパリ祭」。7月19日(水)〜25日(火)の1週間にわたって、“パリの夏のバカンス”をイメージしたグルメの祭典が催されていました。
大好きなデパ地下、大好きな伊勢丹、大好きなパリ特集…こんなの、見逃すわけにはいかない!と、ある日の閉店前、残り30分くらいのタイミングで駆け込みショッピングを決行。
事前にオンラインで目星をつけておいたので、かなりスピーディーにお目当ての品々をゲットできました。
「燻製アパートメント」のサンドイッチでフレンチのフルコースを堪能
まずは、東京・中目黒の燻製ダイニング「nakameguro 燻製 apartment」のブースへ。
狙うは、フランス料理のコースをイメージしたという、豪華な「コース仕立てのフランスパンのサンドイッチ」(税込1512円/1セット)です。
前菜から魚・肉料理、デザートまで4つのカンパーニュサンドがセットになった一品で、まさにフルコースを食べた時のような満足感を得られるのだとか…。そんな説明を読んで真っ先に直行しました。
なんとこの日、サンドイッチセットは私でラスト2つ!本当にギリギリのところでした。
メインの具材は『燻製ローストビーフ』『燻製パテドカンパーニュ』『燻製チキンのタプナードソース仕立て』から1つ選ぶことができ、ここでまた悩みに悩む…。
いつもならローストビーフを選ぶところだけど、ちょっと単純すぎ?パテドカンパーニュも絶対おいしいけれど、パテは他のお店でゲットするつもりだし…。そして店員さんの「タプナードソースがおいしいんですよ」という言葉に背中を押され、『燻製チキンのタプナードソース仕立て』に決定しました。
ショーケースに並ぶ燻製チーズやらオイルやらもすっごく気になったけど、がまんがまん。なに?オイルの燻製って。そんなのおいしいに決まってるけど、がまんがまん。
肝心のサンドイッチの内容は、前菜が『きのことトマトのマリネ』、魚料理は『スモークサーモンとホタテのエスカルゴソース仕立て』、メインは『燻製チキンのタプナードソース仕立て』、そしてデザートに『ティラミス』。
メインはもちろん、前菜も魚料理もデザートも本格的すぎる!特にスモークサーモンとホタテは溢れ出てるけど、こんなに豪華でいいんでしょうか?
実際に食べてみて、そのおいしさにまたうっとり…。カンパーニュのほのかな酸味と、サンドされた具材がそれぞれいい塩梅にマッチするんです。
店員さんがイチオシしていた『タプナードソース』は、オリーブやアンチョビなどをベースにした、フランス・プロヴァンス地方発祥のソースなんだそう。なんだかフランスを感じるお味…。これは大正解でした。
まるで宝石のような「メッツゲライササキ」のパテ
続いて、流れるようにお隣の「メッツゲライササキ」へ。ここでは、パンやワインにぴったりな「パテ」を調達します。
ちょっとクセがあったりもする「パテ」は、もしかすると苦手な人も多いかも。ただし「メッツゲライササキ」のものは、日本人の口に合うようアレンジを加えたり、見た目も色鮮やかに仕上げたりと、工夫が凝らされているものばかりなんだそう。
しかもそれを手がける福田シェフは、2021年の「パテ・クルート世界選手権決勝大会」で優勝した経歴を持つ、世界チャンピオン!信頼しかありません。
そんな絶品間違いなしのパテを少しずつ、たくさん楽しめる欲張りな「パテ・コレクション」(税込2592円)は、まるで高級チョコレートのようなビジュアル。
このイベントで先行販売され、8月2日(水)から田園調布の店舗での販売がスタートした新商品です。
王道からアレンジを効かせた変わり種まで揃っているようで、どれから手をつけるか非常に迷うところ。大体こういうのは、いちばん期待度が低いものから処理していくタイプなんですが…どれも同列で選べない!
とりあえず、左下のベーシックな『パテ・ド・カンパーニュ』から手をつけることに。右下にもうひとつ同じのがあるのでね。
こちらは豚肉と豚レバーに野菜&香辛料を加えて焼き上げた田舎風パテだそうで、確かにシンプルなお味の中にほんのりスパイスが香るような気がします。
ひとかけ食べたところで、これはパンと一緒に食べなくては!と思い直して手を止めました。
バター香る「カーリーズクロワッサン」のプレミアムなクロワッサン
新宿伊勢丹に場面を戻して、最後に向かった「Curly's Croissant TOKYO BAKE STAND(カーリーズ クロワッサン トウキョウ ベイク スタンド)」のお話を。通常は東京駅構内に店舗を構えている、クロワッサン専門店です。
ここでのお目当ては、バイヤーさんおすすめの「トリュフクロワッサン」(税込486円)。
北海道産の小麦粉とフランス産の発酵バターを組み合わせた、外はパリッと、中はしっとり食感を楽しめるクロワッサンへ、さらにパルメザンチーズと黒トリュフオイルをプラス…。
こんな最高の組み合わせ、おいしくないわけがありません!胸を高鳴らせながら長い列に並んだところで、なんとトリュフクロワッサンの売り切れを知りました。
もう残すは通常のシンプルなクロワッサンのみと聞いてがっくり…。とはいえ、普通のも絶対においしいので購入することにしました。なんて言ったって、クロワッサン専門店が手がけるクロワッサンですからね。
一度は残り3つにまで減るという危機的状況を迎えましたが、さらに焼き立てが追加されて結果オーライ!無事に2個ゲットしました。
カーリーズ クロワッサンの「プレミアムクロワッサン」(税込270円)、一般的なものよりもぷっくりしていてかわいい…。クロワッサンならではの“層”のボリューム感が、ありありと伝わってきます。
贅沢にかじってみると、外はサクッと中はしっとり、バターが香って一気にしあわせ気分に。層がパラパラと落ちるのもご愛嬌です。
続けざまに、さっきとっておいたパテをひと口。これこれ!この脂肪と糖とが混ざり合った味わいこそがフランスの美食!パテを加えたことでクロワッサンの自然な甘さがより引き立つ気がしました。
たまの贅沢でプチバカンス気分に
会場のイートインコーナーには銀座の名店「三笠会館」のローストビーフや、「ジャン=ポール・エヴァン」のチョコレートアイスなんかもあったのだけれど…。閉店間際の弾丸ショッピングだったので、泣く泣く諦めました。
テイクアウトだけでも大満足!ちょっと贅沢なデパ地下グルメでプチバカンス気分、クセになりそうです。
\ご紹介した各店のHPはこちら/
■nakameguro 燻製 apartment
https://e011601.gorp.jp
■メッツゲライササキ
https://www.metzgerei-sasaki.shop
■Curly's Croissant TOKYO BAKE STAND
https://the-sbk.jp/curlys/