8月に入り、お盆休みももうすぐ。夏季休暇に合わせて旅行を予定している方もいるかもしれません。
旅行中は、その非日常感や高揚感を持ってしても疲れが溜まっていくもの。
疲労感を次の日に持ち越さないために、夜はしっかり体を休めることが大事だけれど、観光疲れもあって早く寝たいし、特に夏は暑くてやっぱりお風呂は面倒…。
それならむしろ、“お風呂が楽しみになる”ような場所に泊まってみては?
今回は、お風呂を目的にしたくなるような、素敵なバスルームを備えた宿を9軒紹介します。
東京・西日暮里「FAV TOKYO 西日暮里」はグループステイに◎
東京・西日暮里駅から徒歩約4分、下町観光にぴったりな立地がうれしい「FAV TOKYO(ファブトーキョー)西日暮里」は、“Enjoy the Mixture”というテーマを掲げて2022年冬に誕生した、比較的新しいホテル。
1階には、世界トップ10ロースターにも選ばれた、ニュージーランド発のスペシャルティコーヒーロースター「Coffee Supreme(コーヒースプリーム)」が併設されています。
客室は『ツーベッドバンク』『スリーベッドバンク』『スイート』の3タイプで、いずれもIHコンロやケトル、冷蔵庫、食器類まで揃えた充実の設備が整っています。
お部屋のつくりも広々しているので、食事を外から調達してきて、友達同士のパーティーを楽しむのもおすすめです。
特に注目したい『スイート』タイプのお部屋は、最大6名宿泊できる、46㎡の広々空間。
なんとバスルームはガラス張りで、窓から東京スカイツリーも望めるんです!
地方から東京へお出かけの際はもちろん、都内在住でも、非日常を味わいにホテルステイしてみるのもアリなのでは?
宿泊料金は、『ツーベッドバンク』(定員4名)タイプが1泊2万円台〜、『スイート』タイプ(定員6名)は1泊5〜6万円ほど。1室あたりの料金なので、人数が増えれば増えるほど1人あたりがお得になりますよ。
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▶︎大人数で泊まるほどお得なホテル「FAV TOKYO」が気になる!春休みのグループ旅行はおしゃれなココで決まり
サウナーさんは要チェック!東京・池袋「hotel hisoca ikebukuro」
くすみパステルを基調としたカラーリングや、やわらかさのあるおしゃれなデザインで、オープン時から話題になっていた池袋の「hotel hisoca ikebukuro(ホテル ヒソカ 池袋)」。東京・池袋駅から徒歩2分と、アクセスも抜群です。
温もりを感じる客室すべてにダイニングテーブルが設置されているため、近くのデパートやレストランで料理をテイクアウトして、のんびりおこもり時間を満喫するのも◎
各客室には、広々としたバスルームも完備されています。
1階ロビーで自由に選べるアメニティのバスボムやバスソルトなどを入れれば、最高のリラックスタイムになりそう。
そしてこのホテル最大のポイントは、客室に設けられたサウナブース!全32室のうち11室にドライサウナブース、残る21室にはミストサウナブースが設置されているんです(※写真に写っているのはドライサウナ)。
スイッチを入れると20〜30分ほどでサウナブースが温まり、その後はストーンに水をかけて熱さを調整しながら、自分のペースで楽しめますよ。
フロントでは冷水浴を楽しむための氷やサウナドリンクが提供されているほか、サウナハットやサウナポンチョの貸し出しサービスも利用できるから、ビギナーからベテランサウナーさんまで、大満足できること間違いなし。
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群馬・草津温泉を大満喫できる「フォートリート草津」
群馬・草津の宿泊施設「フォートリート草津」は、2023年4月にリブランドオープンしたばかり。
“無垢な私に還るネイチャーリゾート”をコンセプトに、館内には植物モチーフのさまざまなコンテンツが点在しているため、施設全体からリフレッシュ効果を得られます。
例えば「森のライブラリー」は、ミツバチの持つ力からインスパイアされたライブラリー&ラウンジ。ここでは8:00〜10:00と15:00〜21:00の時間帯、ウェルカムフードやドリンクを楽しめますよ。
お部屋は、『温泉半露天⾵呂付和室ツイン』『洋室メゾネット』『洋室ツイン』の3タイプ。
ふかふかのシモンズ製ベッドも魅力的です。
草津といえば、やっぱり温泉!『温泉半露天⾵呂付和室ツイン』は、草津温泉をお部屋で満喫できる、ちょっと贅沢な客室です。
ポタポタと落ちる水音や、お部屋に漂う温泉の香りに、入浴前から癒されること間違いなし。
もちろん、⼤浴場も見逃せません。肌あたりが柔らかく優しい「わたの湯」と、湯量豊富な「万代鉱」の2種類の温泉に加え、流行りのサウナも用意されています。
露天風呂に浸かりながら新緑の景色を眺めれば、心も身体もすっかり休まりそうです。
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▶︎自然たっぷりな素敵空間にうっとり…草津温泉にオープンしたホテルが最高すぎ。GWは温泉でゆったり癒されよ〜
1日2組限定の特別感がたまらない、群馬・北軽井沢「六花」
群馬・北軽井沢の「六花(リッカ)」は、1日に2組しか泊まれないプライベートホテルです。
もともとカフェ・ベーカリーショップとして営業していたところから、2019年にホテルへと業態を変更。
オーナーさんがベーカリーカフェを営む中で、北軽井沢の自然や人々の暮らしの豊かさに共鳴し、それがホテルへ生まれ変わるきっかけになったそうです。
六花の客室は2部屋のみ。1つはシックで落ち着いた空間の『BLUE ROOM』、もう1つが写真にも写っている『GREEN ROOM』です。
内装は北欧風のミニマルなつくりで、華美な装飾は一切ありません。そこにいるだけで自然と癒される、不思議な温かさを感じられます。
テレビや時計が設置されていないのも特徴の1つ。そのおかげで、滞在時間をより一層大切に過ごせそうです。
気になるバスルームは、おしゃれなタイル張り仕様の広々空間。窓の外には森林風景が続き、まるで童話の中に入り込んだような、非日常の気分に浸れるはずです。
ちなみに、朝食のおいしさも元ベーカリーの六花ならでは。カフェ時代から人気だったという、新鮮な旬の野菜たっぷりのプレートメニューを楽しめます。
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▶︎次に泊まるのは、北軽井沢にある「1日2組限定」のホテルに決まり。特別感満載の北欧風ホテルをご紹介!
お風呂から香林坊を見下ろすって贅沢!石川・金沢「香林居」
石川・金沢を訪れるなら、一度は「香林居(こうりんきょ)」に宿泊してみたいところ!
このホテルのコンセプトは、“新しい金沢時間を処方する”。何度も金沢を訪れたことがあるという人も、また新しい体験が待っているかもしれません。
印象的な客室の曲線デザインは、ホテルの前身である「眞美堂ビル」が持っていた、特徴的なアーチからインスピレーションを得ているんだとか。シックなのに柔らかさも感じる空間に、自然とやさしい気持ちが溢れてきそうです。
『スタンダード』を除く4タイプの客室には、いずれもホーローのバスタブが備えつけられています。
中でも『ハイフロアスイート(ビュー)』のお風呂は、お部屋から繋がるような配置で、開放感も抜群!
カーテンを開けば大きな窓越しに香林坊の街並みを見下ろすことができ、特に朝焼けが絶景だといいます。
バスルームに用意されているシャンプーやトリートメントは、香林居が独自に展開する「Petricol(ペトリコール)」のもの。滑らかな水と豊かな樹木を蒸留し、その精油と蒸溜水をもとにプロダクト開発をおこなうブランドです。
ホテル1階で、迫力のある蒸留設備を見ることができますよ。
ちなみに、蒸留の過程で生じた芳香蒸溜水は、10階にある“ルーフトップサウナ&バス”にて、ロウリュウォーターとして活用されているそう。
ルーフトップサウナ&バスは、予約をすれば90分貸切で楽しめます(税込7480円/定員4名)。
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▶︎ゆったり過ごせる“おしゃホテル”で今年の疲れを吹っ飛ばそ。金沢にある「香林居」でのステイを自分へのご褒美に
檜のお風呂でとことん和な気分。京都・三条「nol kyoto sanjo」
日本酒の販売所だった京町家をモダンにリノベーションした、京都・三条の「nol kyoto sanjo(ノル キョウト サンジョウ)」。
そうした名残もあって、宿泊者専用の1階ラウンジでは17:00~21:00の間、かつてこの場所で販売されていた「キンシ正宗」の日本酒を無料で楽しめるサービスも提供されています。
5、6種類ほどの日本酒が試飲できるから、お酒好きさんは要チェック。
客室は、『Tsuboniwa Suite(1~4名)』『Hibaburo Deluxe(1~4名)』『Tsuboyu Superior(1~2名)』の3タイプ展開で、すべて温かみのある和モダンテイストな雰囲気です。
どのお部屋もキッチンと洗濯乾燥機を備えているため、長期滞在にもうってつけ。
このホテルで特に魅力的なのは、全客室に“檜のお風呂”がついているところ。中でも『Tsuboyu Superior』に備えられている、丸い形の浴槽がレトロでかわいいんです。
檜の持つウッディな香りと、なめらかなお湯に包まれれば、バスタイムが至福の時間になること間違いなし。
お風呂上がりに、日本酒を試飲しに行くのもアリですね。
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“元廃墟”とは思えない、京都・東山「MAANA KIYOMIZU」
築100年の京町家をリノベーションした、京都・東山のホテル「MAANA KIYOMIZU(マアナ キヨミズ)」。
喫茶スペースやアトリエを併設した、複合ライフスタイル施設の一部で、以前はなんと廃墟だったそうです。そうとは思えないほど、洗練された雰囲気にうっとり…!
客室デザインのコンセプトは、“古の京都と現代を繋ぐ”。趣のある漆喰の壁や、むき出しの梁、光が差し込む設計など、細かいところにこだわりが覗きます。
客室の種類は3タイプ用意されていて、『SUITE 3』は、特大のダイニングカウンターが特徴です。各部屋には瞑想のスペースも用意されているというから、ここだけの特別な時間を体感できそう。
広々したバスルームに設置された浴槽は、職人の手作りによる信楽焼のもの。
外から差し込む陽の光が魅力的なので、ぜひ早起きして朝風呂も楽しみたいところです。
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▶︎こんな芸術的なバスタブ見たことない!町屋を改装した京都ホテル「MAANA KIYOMIZU」は絶対泊まりたい〜
“島に暮らす”ように泊まる、兵庫・淡路島「ISLAND LIVING」
兵庫県・淡路島の「ISLAND LIVING(アイランド リビング)」に泊まれるのは、1日1組限定。古民家をリノベーションした、1棟貸しの宿泊施設です。
まるで“島に暮らす”ように過ごすことができ、贅沢で特別な思い出を作りたいときにぴったり。
2階建ての広々した空間の随所に、南部鉄器の鉄瓶やヒノキのスツール、ガラス製のお香立てなど、こだわりとセンスを感じる小物や家具が配置されています。
すべて自由に使うことができるので、せっかくなら我がもの顔であれこれ満喫しちゃいましょう◎
やっぱり目玉は、2階のバスルーム。なんと、浴槽が中央に設置されているんです。普通の間取りではなかなか見ない贅沢な空間の使い方に、非日常を感じますよね。
正面には大きな窓が構えていて、抜群の解放感を味わえます。
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▶︎淡路島の貸別荘「ISLAND LIVING」は“島に暮らす”ように泊まる宿。いつか絶対に行きたい憧れの空間なんです
海と共に過ごす、兵庫・淡路島の貸別荘「Nook」
淡路島といえば、もう1つ外せないお宿があるんです。それが、予約した人のみが詳しい住所を知ることができる、隠れ家のような貸別荘「Nook(ヌーク)」。
お部屋タイプは『Nook The Hub』『Nook The Wharf』『Nook The Peak』の3種類で、それぞれ1棟丸ごとひとりじめできちゃいます。
建物よりも大きいデッキが特徴的な『Nook The Wharf』は、目の前にプライベートビーチが広がっています。
室内からは外を眺めると、まるで海の上に浮かんでいるような不思議な感覚を得られそう。
夕方は太陽が落ちて海がオレンジに染まっていく絶景を堪能し、朝は窓から差し込む日差しで目を覚まし、寝起きはそのままダラダラと海を眺め…。
何もせず、その場をとことん満喫するのが、この宿でのおすすめの過ごし方です。
気になるバスルームにも、もちろん大きな窓が。
高い空と広い海に包まれるようなバスタイムは、きっと一生の思い出になるはずです。
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▶︎こんな絶景を独り占めできちゃうなんて夢みたい…1度は泊まってみたい贅沢空間「貸別荘 ヌーク」を紹介するね
こんなお風呂なら全然面倒じゃない!
今回ご紹介した9つの宿は、お風呂はもちろん、それ自体が素敵なところばかり。せっかく旅行に来たはずが、あまりの居心地の良さに、出かけたくなくなっちゃうかも…。
あまり遠出するのは難しいという方は、近場でホカンスするだけでも、きっといい気分転換になりますよ。