最近、エディター・toonaの中では古着ブームが再燃中。
ちょっと遠出したり、旅行に出かけたりするたび、その地にある古着屋さんを覗いては、“そのとき、そこにしかないもの”を探し求めています。
中でもこの秋冬でゲットした、特にお気に入りの3着を自慢させてください。
高崎に眠る、「ROLEX」のレアなスウェット
ちょっとクタッとしていて、だけどとってもきれいな状態のネイビースウェットは、なんと「ROLEX(ロレックス)」のもの!
時計が有名なブランドだけど、洋服も出していたの…?と、こんな不思議な出合いも古着だからこそです。
表面はちょっとホワホワしていて肌触りも良く、少し薄手なので秋〜春先まで長く着られるのがうれしいポイント。あくまでシンプルなのに、胸元に入った「ROLEX」のロゴが小さく主張していてかわいい!たぶんこれを見た人は、私と同じく「ROLEXって洋服も出してるの?」って思うはず。
こちらは群馬・高崎で15年にわたって愛され続ける古着屋さん「GOODY(グッディ)」 で見つけました。
店員さんによると「昔ノベルティで出していたか、何かのイベントのときのスタッフ用に作られたものじゃないか」とのこと。なるほど…もしそうだとしたら、よりレア感が高まる気がします!
ちなみにGOODYでは基本的にどの商品も、「洗濯機で洗えるか」を試してから販売しているそうですよ。ほとんど全部が1点ものだから、購入してから洗濯してダメになっちゃった…ということのないように、けれどおうちで手軽にケアができるように。そんなあたたかさががうれしいですよね。
レトロ感がたまらない「KENZO」のニットと運命の出合い!
そんな「GOODY」からハシゴして足を運んだ、同じく高崎の「JANTIQUE(ジャンティーク) 内田商店」では、かわいすぎる「KENZO(ケンゾー)」のニットをゲット!
こちらもかなり状態が良く、ほとんど新古品?というくらいきれいな逸品でした。
何よりかわいいのが、フロントに散らばった幾何学模様と「KENZO」ロゴ。
レトロな風貌が『クレヨンしんちゃん』っぽくてかわいい!と思って手に取り、そこで初めてKENZOだと気づきました。メンズ商品のSサイズですが、程よいゆるさがお気に入りです。
このニットと運命的な出合いを叶えてくれた「JANTIQUE 内田商店」は、壁一面を埋め尽くす、とっても大きな棚が見どころ!
この中から商品を探すのはなかなか骨が折れますが、だからこそ見つけ出したときの感動はひとしお。特に思い入れの深いアイテムになりそうです。
品揃えがいいだけでなく、写真映えするスペースも多いので、一度足を運んでみる価値ありですよ。
オフシーズンの軽井沢で「Dior」のカーデを発掘!
「Christian Dior Monsieur(クリスチャン ディオール ムッシュ)」のカーディガンは、長野・軽井沢の「Maison ma Maniere (メゾン マ マニエ)」で、ニットの山から見つけ出したとっておき。
ちょっとしわくちゃだけれど、これも古着ならではのご愛嬌。あとでスチームアイロンをかけたら、新品みたいにきれいな状態になりました!
メンズのMサイズだから、ゆるく羽織ってもかわいい。ボタンを全部閉じてトップスとして、ボトムスにインしてもかわいい。絶妙なブラウンカラーと、胸元のわかりづらいDiorロゴがかわいい。
このお宝に巡り合わせてくれたMaison ma Maniereは、2022年3月にオープンしたばかりのヴィンテージ&セレクトショップ。
お店には古着だけでなくオリジナル商品や、デザイナーズブランドのセレクトアイテムも並びます。
特にユニークなのが、古着のスウェットにオリジナルのプリントを施したリメイク商品。写真左奥に写っている、グレーのスウェットなどがまさにそれです。
古着は海外で直接買い付けているらしく、価格がお手頃なのも魅力的。
また、「APOTHEKE FRAGRANCE(アポテーケ フレグランス)」や「Austin Austin(オースティン オースティン)」などの香りものも取り扱っているから、ふらりと立ち寄るだけでも十分楽しめちゃいます。
注目は、お店オリジナルのファブリックミスト!「THE FLAVOR DESIGN(ザ フレイバー デザイン)」の調香師さんと仕上げたというこだわりの、とってもいい香りです。
しかも抗菌効果もあると聞き、まんまと購入してしまいました。今の時期なかなか洗えないコートやセーターへシュッとひと吹き、重宝しています。
極寒のオフシーズン(11月〜4月頃)を迎えた軽井沢では、観光系のお店ほとんどがクローズする中、Maison ma Maniereは変わらず営業中。
軽井沢は駅前に大きなアウトレットがあるから、ショッピングはそっちで済ませる人もきっと多いですよね。だけど、ぜひこっちのお店も併せてチェックしてみてほしい、けれど本当は内緒にしておきたい、そんなお店です。
古着もまた沼だった
購入したものをいざ着る時はもちろん、これ!という1点を見つけ出すその過程からごきげんになれる、古着探しの旅。
この素敵な服を大事に扱い手放してくれた人へ「ありがとう」と思いながら、私も大事に愛でるのです。