キャンバスに絵の具をたらし込んで、さまざまな模様を作り出せる流行りの「たらしこみアート」。
「ワークショップに行ってみたいけれど、とっても人気だから、なかなか予約が取れない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は“芸術の秋”にちなんで、自宅で簡単にできちゃう「たらしこみアート」のやり方をご紹介します。
大切な人との思い出作りにもぴったりですよ。
たらし込みアートとは?
たらし込みアートとは、液状にした絵の具の流動性を楽しみ、筆を全く使わないで描くアートのこと。
色同士が混ざり合うことなく“マーブリング模様”ができるアート技法で、「ポーリングアート」「フルイドアート」とも呼ばれます。
コップに絵の具を混ぜてキャンバスにたらしていくという、初心者さんでも簡単に素敵な作品が作れる画法です。
絵の具がどのように動くか予想できないため、「こんな模様になるなんて…」と想像がつかないのが楽しさの醍醐味。
好きな色を選び、キャンバスの中でマーブリングさせたり、色をわざと分離させたりして、自分だけのアートが作成できるんです。キャンバスを傾けながら、美しい模様ができあがっていく過程を楽しめますよ。
世界に一つの自分だけの作品だから、たくさん愛着が湧くはず!
材料はほとんど100円ショップで揃う!
使う材料は比較的手に入りやすいものばかり。
材料
・好きなアクリル絵の具の色
・洗濯糊
・レジャーシート
・新聞紙(任意)
・エプロン(任意)
・割り箸
・紙orプラカップ
・手袋
・キャンバスボード
主に100円ショップなどで気軽に揃えられるので、準備が楽ちんなのも嬉しいですよね。
丸いキャンバスは、Amazonなどで気軽に購入できますよ。
「絵の具で絶対に汚れたくない!」という方は、エプロンと新聞紙を準備してください。
作り方はとっても簡単
製作時間も短く、パパッとできちゃうのも嬉しいポイント。
まずは好きな色を選び、割り箸を使って絵の具と洗濯糊を1:1の割合で混ぜます。
絵の具の種類が少なければ、混ぜて自分好みの色を作るのがおすすめ。
大体4~5色を用意するといい感じに仕上がりますよ。色の組み合わせ次第でマーブル模様が変化するため、色選びは真剣に◎
続いて、用意したそれぞれの色を一つのカップに注いでいきます。
メインにしたい色を多めに入れて、ポイントで使いたいカラーはちょっと少なめにすると、頭の中で描いている完成形の色味に近づけることができます。
1色ずつ全部入れるのではなく、少しずつ入れてカップの中でデザインを作るイメージ。
手が汚れてしまうため、ここで手袋をしましょう◎
このカップにキャンバスで蓋をして、思い切りひっくり返します。
美しい模様を作るコツは、カップを“少し円を描くようにしてから”離すこと。
カップをゆっくり持ち上げながら絵の具をたら〜っとたらしこみます。
そうすることで、マーブル模様が作りやすく、きれいなデザインになりますよ。
カップを離したあとは、自由にキャンバスを動かすだけ。絵の具が全部行き渡らなくても、あえてちょっぴり余白部分を残すことで、味が出て素敵な作品になりそう。
動かすことでデザインを作る楽しさ
どんな模様になるかは完成してからのお楽しみ。意図していなかった唯一無二のデザインに出合えますよ。
溜まった絵の具が厚いほど乾燥に時間がかかってしまうため、作品を完全に乾かすには、1日ほど待つ必要があります。
乾いた後は、マットな質感に変化しているので、作った当日とは少し違った印象に感じられるかも?
秋はちょっぴり芸術に触れて、最高すぎる休日を過ごそう
気軽にできる「たらし込みアート」のやり方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
自分で制作した作品は、お部屋のお気に入りスポットに飾っちゃいましょう◎
ぜひ大切な人との思い出作りに、試してみてくださいね。