演出家・映像作家・撮影監督として幅広く活躍するアーティスト、柿本ケンサクさんの展覧会が、9月17日(金)から9月26日(日)の期間、東京・渋谷パルコで開催されます。
新作アートがお披露目されるほか、過去に発表したシリーズも新たな方法で展示されるのだとか。アートに浸り、非日常感を味わってみてはいかがですか?
『時をかける』/柿本ケンサク
映画やコマーシャルフィルム、ミュージックビデオなど、多方面で活躍している柿本ケンサクさん(@kensakukakimoto)。
これまで、国内外で多数の芸術賞を受賞し、2021年には大河ドラマ「⻘天を衝け」のメインビジュアルとタイトルバックの演出を担当しています。
映像、写真という境界を越えた活動を広げ、高い評価を得ているアーティストです。
そんな柿本ケンサクさんの展覧会が、9月17日(金)から9月26日(日)の期間、渋谷パルコB1階 「GALLERY X」で開催されます。
本展覧会のタイトルは「時をかける」。音楽現像によって生まれ変わる写真の変化を独自のアルゴリズムで表現した、新作の『Trance Music』をインスタレーション(アート空間)としてメインに展示。
さらに、過去に発表した『Trimming』シリーズや、『TRANSLATOR』シリーズも展示されますよ。
革命の音楽に反応して動く写真
「Trance Music」シリーズとして展示されるのは、これまで撮影した風景写真たち。
海や山、植物など、わかりやすい10個の性格に分類した写真に機械学習をさせ、現像し浮かび上がった像に“革命の音楽”を聴かせる試みを行なったといいます。
高解像度で撮影した写真の解像度をあえて下げ、具体を抽象化させることで、“世界の本質を削りだした作品”を表現しているのだそう。
どんな空間に仕上がっているのか、ワクワクしてしまいますね。
過去の作品にも、精神を委ねて
過去シリーズ「Trimming」の作品や、
「TRANSLATOR」シリーズも、新たな方法で展示されるようなので、こちらもお見逃しなく。
作品に集中することで、心も自然と浄化されていきそうです。
リモート映像に新作が!
また、会期中には、柿本さん監督のリモート映像プロジェクト「+81FILM」の新作『DROP BY DROP』の特別上映会も行われます。
“WITHコロナ時代”における各地のリアルな現状を映像化し、2020年に世界で同時配信された「+81FILM」は、ミュージシャンの細野晴臣さん、半野喜弘さん、 大橋トリオさんが賛同し、参加したことでも注目を集めました。
このたび、ハンガリーを舞台にした『DROP BY DROP』を含む4編が、9月25日(土)の一夜限りで上映されることに。
こちらも気になる人は、お早めにチェックしてみてくださいね。
『DROP BY DROP』上映情報
日程:2021年9月25日(土)時間:17:00~
上映時間:約40分予定
会場:渋谷パルコ8F「ホワイトシネクイント」
料金:1200円
アート空間に癒されよう
普段、展覧会になかなか訪れないという人も、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょう?
きっと非日常感が味わえて、心も癒されるはず。
感染症対策をしっかり行って、楽しんでくださいね。
展覧会「時をかける」概要
日程:2021年9月17日(金)~9月26日(日)
会場:東京都渋谷区宇田川町15-1
渋谷パルコB1F「GALLERY X」
時間:11:00~20:00(※入場は閉場時間の30分前まで。最終日は18:00閉場)
料金:税込500円
詳細サイト:https://bit.ly/3gztLGc