2021年に創業60周年を迎えた、パリのフレグランスメゾン「diptyque(ディプティック)」。
アニバーサリーコレクション第4章となる「Le Grand Tour(ル・グラン・トゥール)」の限定コレクションが、8月26日(木)に登場します。
また、9月10日(金)から東京・表参道で開催されるポップアップストアでは、各地のコンテンポラリーアーティストたちを招待した「アーティスト・エディション」の展示・販売がスタートしますよ。
世界5都市を再解釈したコレクション
16世紀に入ると、教養ある若者たちがヨーロッパを駆け回り、さまざまな文化を体験する旅に出ました。その旅はグランドツアー、フランス語で「Le Grand Tour(ル・グラン・トゥール)」と言われています。
このたび登場する「ル・グラン・トゥール」は、その名を冠したアニバーサリーコレクション第4章。
メゾンにインスピレーションを与えた、パリ、ヴェネチア、ミリエス、京都、ビブロスといった各都市を再解釈しながら、創業60周年を祝福するアイテムがお目見えします。
パリ
ノートルダム寺院前の広場に位置する「ポワン・ゼロ・デ・ルート・ド・フランス」は、diptyque発祥の地、サン・ジェルマン大通り34番地の歴史的な本店からすぐの場所。
このゼロ地点は、地面に羅針図として刻まれ、今も変わらず存在しているそうです。パリへのオマージュとして、この羅針図が「キャンドル&リッド コフレ Paris」のオーバルを飾っています。
土手に並ぶしだれ柳や、アンティークショップの磨かれた木製品の香り、古書や石畳など、セーヌ河岸に沿ってパリを散策しているシーンを彷彿とさせる…そんな香りに仕上がっているそうですよ。
ヴェネチア
ヴェネチアは、創業者たちが定期的に訪れた場所。彼らはその神秘的で物憂げなムードや、さまざまに変化する色合いに魅了されていたといいます。
登場するのは、調香師セシール・マトンによる、ヴェネチアの新しいフレグランスが詰め込まれたトラベルサイズのボトル。
この持ち運び可能なコフレには、メゾンのアーカイブから選ばれたモチーフを特別にデザインした、コットンポーチがセットになっています。
ミリエス
ギリシャのミリエスはdiptyqueの創業者たちが好んだ地で、彼らは4年にわたり、のんびりと過ごすためにこの場所に通っていたんだとか。
オーバルはブルー&ホワイトに彩られ、大理石模様のビーズとフリンジで飾られています。
これは地元のフォークロアと、ブランド創業者であるクリスチャンヌ・モンタドル=ゴトロのネックレスにインスピレーションを得ているとのこと。毎日過ごすお部屋の中に、ほんの少しギリシャの趣きをとり入れてはいかがでしょう。
京都
芸術と歴史の都として知られ、また生け花の発祥地ある、日本の京都。3人の創業者たちが夢見ていた場所で、その美学はメゾンのさまざまなインスピレーションの源になっていたそうです。
調香師アレクサンドラ・カーリンは、生け花を象徴する大切な考え方である三才「天、地、人」に従い、インセンス、バラ、ベチ バーの微妙なバランスをとる香水を作成しました。
フレグランスボトルは、風呂敷を思わせる花のモチーフ・サライがプリントされた布に包まれているそう。またボトル自体も、ピンクと赤紫の中間色の、布と同じような色合いになっています。
ビブロス
大旅行の最後を飾る目的地は、レバノンの歴史ある沿岸の都市・ビブロです。
カルダモンコーヒーの香りを再現したブレンドは、調香師ファブリス・ペルグランが創業60周年を記念して一新したもの。300gのキャンドルは、コーヒーの湯気を思わせるグレーとベージュのマーブル柄で彩られたケースで、美しく飾られています。
ケースは異なる土を混ぜ合わせた、陶芸の技術を駆使して作られており、ふたつとして同じものがないんだとか。ケースには、レヴァント地方の寄港地が浮き彫りで表現されていますよ。
独創的なアーティスト・エディションも
そしてdiptyqueは、第4章を飾る「ル・グラン・トゥール」の一環として、国際的に有名な5人のアーティストに独創的なアーティスト・エディションの制作を依頼。
9月より、パリの現代アート展と世界各国で開催されるポップアップストアにて、5つの寄港地、5つのアーティスト・エディション、5つの限定品が公開されます。
日本では、東京・表参道にて開催予定。気になる方は、感染症対策をした上で、足を運んでみてくださいね。
開催時間:11:00〜20:00
開催場所場所 : 東京都 渋谷区 神宮前5-10-1 1階 GYRE
diptyque公式サイト
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp