開業3周年を迎える、東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM(以下、チームラボプラネッツ)」が、7月2日(金)からエリアを拡張。
花と一体化する庭園、卵形の彫刻群が広がる苔庭の、2つのGarden Area(庭園作品)が新たに誕生します。
すでにチームラボプラネッツを訪れたことがあるという人も、さらに楽しめるコンテンツになっていますよ!
空中に浮かぶランの花々に圧倒される…
チームラボプラネッツといえば、裸足になって水の中に入る作品や、床に寝そべって迫力のある映像を楽しむものなど、ユニークな体験が特徴。
今回は、新たに庭園作品がお目見えしました!
まずご紹介するのは、「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体」。作品に足を踏み入れるなり、圧倒されるのが…
1万3000株を超える、生きたランの花々!みずみずしいランが空中に咲いており、思わず息を飲んでしまうほどきらびやかで、可憐な空間になっているんです。
壁や床が鏡になっていることで全面にランが写し出され、不思議な世界に足を踏み入れたような…そんな感覚になります。
手前のランの奥に、男性と女性が立っているのが見えますか?実はこの作品は、人がいる場所では花が上に上がっていき、人がいなくなればまた下がっていく仕組みになっているんです。
そのため、2人がいる空間は花が浮いており、それ以外の場所は花が下がって、まるでドーム型のような形に。
文字通り、花々に“埋没する”感覚を味わえますよ。
ラン科の植物は土壌に根を下ろさない“着生植物”なるものが多く、着生ランは土のない場所で生き、空気中から水分を吸収するんだとか。この作品の花々は、空中で生き、日々成長して花を咲かせていくそうです。
さまざまな種類のランが咲いているので、じっくりと一つひとつの花を楽しんでみてくださいね。
ここまでの数のランを見ることはあまりないため、きっとその迫力に圧倒されるはず…。「ランの世界に、少しお邪魔させてもらう」そんな表現があっているかもしれません。
ちなみに、花が移動するスピードはかなりゆっくり。急いで見て回ろうとするのではなく、じっくりと花の世界を堪能してみて。
昼と夜で表情がガラッと変化
2つ目の新しい作品は、「呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色, Sunrise and Sunset」。
なんとも不思議な形をした「ovoid(卵形体)」と、本物の苔、そして雲海で構成されています。
風や雨、そして周りの環境によって、雲海の動きが刻々と変化。その時々で、違った景色を見ることができますよ。
こちらの苔は本物ということもあり、作品に取り入れるのにかなり苦労をしたそう。ovoidからは無機質な印象を受ける分、生きている苔によって生命力や温かみも感じられますね。
普通の彫刻展示では、作品に触れてはいけないのが一般的なルール。しかし、この作品では自由にovoidに触れることができるんです!
ここでは、ovoidに触るだけでなく、ぜひ動かしてみて。きっと、何か音が聞こえてくるはずですよ。
天井が覆われていないことによって、その日の天気で作品の見え方も変わってきそう。小雨程度なら、傘をさして鑑賞できるそうです。
そして、この作品のおもしろいところは、昼と夜でその表情が全く異なるところ。ovoidが自ら光り輝き出して、その色の変化を楽しめちゃいます!
新たな2つが加わり、計9作品となった、チームラボプラネッツ。超巨大な作品に“没入”していく、不思議な体験を味わってみてはいかがでしょう。感染対策をした上で、アートに触れてみてくださいね。
所在地:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
開館時間:平日10:00 - 20:00、土日9:00 - 20:00
(7月22日〜7月31日は9:00 - 20:00)*最終入場は閉館の1時間前
休館日:7月1日(木)、7月20日(火)
料金:大人(18歳以上) 3200円、大学生・専門学生 2500円
チケットストア: https://bit.ly/3y8Ri72
料金、開館時間が変更になる可能性があります。公式ウェブサイトをご確認ください。