いよいよ、関東も梅雨入り。空が灰色に曇って、雨が降りしきる日が続くと、気分も憂鬱になりがちですよね。
そんな落ち込みがちな今を、おしゃれに、かわいく、しあわせに乗り切れるよう、isutaでは“梅雨にまつわるコンテンツ”連載をお届け。
第8回目となる今回は、雨の日に聞きたい音楽をご紹介します!
やさしいままで / never young beach
最初にご紹介するのは、never young beach(ネバーヤングビーチ)の『やさしいままで』。映画『ロマンスドール』の主題歌に起用されていたことで、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
全体的にゆったりとしたテンポ感で、丁寧に言葉が紡がれている一曲。どんよりと沈んでしまいそうな心の中に、ぽっと暖かな気持ちが生まれそうです。
やさしさの中に、どこか力強さを感じる歌詞にも注目してみて。
東京は雨 / ジェニーハイ
広々とした田舎の風景で降る雨よりも、東京のビル群の中で打たれる雨の方が、どこか冷たくて痛いイメージ。
多くの人が行き交う大都市というだけで窮屈に感じるのに、雨の日はなおさら孤独を感じやすいように思います。
しかしそんな雨は、これから自分が成長するための準備期間。
いつもとは違う空気を吸い込ませてくれたり、自然を弱い自分に気づかせてくれたり…力強く鼓舞しているように思えるかもしれません。
雨が降るなら踊ればいいじゃない / Lucky Kilimanjaro
足元は濡れるし、気分は落ち込むし、出かけるのが億劫になるし…雨の日は何かと嫌なところに目が行きがち。しかし、Lucky Kilimanjaro(ラッキーキリマンジャロ)は、『雨が降るなら踊ればいいじゃない』と歌っています。
おうちの中はもちろん、傘を持って外に出て、雨音をBGMにして踊っちゃうのも素敵かも。
「どうせ雨だし…」とマイナスに考えるのではなく、せっかくなら雨を味方につけちゃいましょう!
Everything happens to me
次に紹介するのは、今までとは少し変わってジャズのスタンダード曲です。
2020年に公開された映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』には、主人公のギャツビー(ティモシー・シャラメ)がこの曲をピアノで弾き語りするシーンも。雨音と美声が相まって、ロマンチックな雰囲気が漂います。
タイトル通りこの作品は雨のシーンが多いのですが、それによって、物語の舞台であるニューヨークがより魅力的に映っているんです。
ぜひおうちで映画を鑑賞して、そのあとに曲を改めて聴いてみて。
鶫 / 折坂悠太
折坂悠太さんの『鶫(つぐみ)』は、ドラマ『監察医 朝顔』の挿入歌としても使われていた曲。折坂さんは同ドラマの主題歌も歌っており、印象的な声の抑揚に魅了された人も多いのではないでしょうか。
歌詞に「夜が明ける」とあるように、この歌はあらゆる災厄からの夜明けを願ったもの。たとえ今が辛く厳しい時期だとしても、力強い言葉に勇気づけられること間違いなしです。
ピリオド / 石崎ひゅーい
石崎ひゅーいさんの『ピリオド』は、ぜひミュージックビデオと合わせて聴いてほしい一曲です。ミュージックビデオに登場するのは、ひゅーいさんと、彼とプライベートでも仲のいい菅田将暉さんの2人。
ほとんど絵面が変わらず、何か大きな出来事が起こるわけではないのに、ひゅーいさんの歌に耳を傾けているうちに感情が揺さぶられ、それを見事に表現する菅田さんの表情に、思わず涙してしまいそうになります。
そんなミュージックビデオは、雨がずっと降り続いてどこか寂しげな雰囲気。少し物思いにふけりたいとき、ぜひ聴いてみてくださいね。
フロントメモリー / 鈴木瑛美子 & 亀田誠治
雨が止んだあとの空って、いつもより晴れやかで清々しく見えますよね。そんな気持ちのいい景色を見ながら、疾走感のある『フロントメモリー』を聴いてみましょう。
こちらは、もともと神聖かまってちゃんが2014年にリリースした曲。映画『恋は雨上がりのように』の主題歌として、鈴木瑛美子さんと亀田誠治さんによるカバー&アレンジバージョンも発表されています。
映画で特に注目してほしいのは、一度“雨宿り”をして立ち止まったあとに、また再び歩き出す点。時間をかけて悩んで、そのあとにいいスタートダッシュを切る。雨にはそんな役割もあるのかもしれませんね。
雨の日をどう過ごす?
しっとりとした気分でバラードを聴くもよし、雨が上がったときをイメージしてはつらつとした曲を聴くもよし。
雨の日は素敵な音楽と一緒に、とっておきの時間を過ごしましょ。