学校にバイト、友達付き合いや恋人との関係…忙しい毎日を過ごすなか、悩みは尽きないですよね。たまにはひとりになって物思いにふけりたい日もあるはずです。
日々いろんなストレスを感じている人におすすめのデトックス方法が「涙を流すこと」。「涙活」という言葉があるように、泣くことはストレスを軽減させる効果が期待できるんです。
今回は泣きたいときにぴったりな映画を3本ご紹介します◎
最強のふたり
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。(シネマトゥデイより)
実話を基にした感動の物語。全身麻痺の大富豪をスラム出身の黒人青年が介護をする…というあらすじを聞くと、重たい雰囲気の映画をイメージしますが、この作品は正反対。笑って泣けて、観終わったあとには温かい気持ちになる映画なんです◎
2019年にはハリウッドでリメイクも作られ、話題になりました。
大富豪のフィリップがスラム街のドリスを採用したのは、ドリスだけ彼のことを特別扱いしないから。最初はぎこちない関係だった2人ですが、ドリスの明るい性格と裏表のない言動によって、だんだんと息がぴったりのコンビになっていきます。
映画の冒頭で流れるのは、きっと誰もが一度は聴いたことがあるであろうEarth, Wind & Fireの『September』。軽快でノリのいい音楽とともに、2人がドライブするシーンが最高なんです♩この最初のシーンでガッと映画に引き込まれ、虜になってしまうこと間違いなし。
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チョコレートドーナツ
1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。 母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。 しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。(シネマトゥデイより)
公開当時、数少ないミニシアター系のみで上映されていた作品。しかしその後口コミが話題となり満席の回が続出、徐々に公開映画館も拡大していきました。かわいらしい映画タイトルですが、実はかなり社会派の作品。1970〜80年代の同性愛者への差別や偏見が痛いほどに感じられます。
そんな映画のなかで、癒しの存在となっているのがダウン症の少年マルコ。依存症の母親と暮らしていましたが、ルディとポールに出会い、不思議な同居生活が始まります。
側から見ると、ゲイカップルとダウン症の男の子という歪な家族。世間はゲイカップルというだけでルディとポールに冷徹な視線を向け、マルコを母親の元に戻そうとします。裁判所でルディが放つ「1人の人生の話をしているんだ。君たちが気にも留めない人の人生だ」というセリフは、胸が締め付けられるほど苦しくなります。
特に、ラストでルディが『I Shall Be Released』を歌うシーンは必見。いまだにジェンダーに関する問題は山積みの現代、私たちにできることは何か…考えさせられる映画です。
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ワンダー 君は太陽
生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……。(シネマトゥデイより)
人と異なる顔立ちをしていることから、大好きな宇宙服のヘルメットを被って生活をしていたオギー。10歳まで自宅学習をしていましたが、母親のイザベルはこのタイミングで学校に入学させることを決意します。オギーは学校に通い始めたものの、人にじろじろ見られたり陰口を言われたりして、孤立してしまうことに…。
しかし、ある日オギーが友達の小テストの答えを見せてあげたことをきっかけに、「友達」ができて大喜び。少しずつヘルメットを被る機会が減っていき、素顔のまま学校を楽しむようになっていきます。
オギーの勇気ある行動やユーモアあふれる性格はもちろんのこと、彼を周りで支える登場人物がとっても魅力的。いつでも味方になり優しく見守る母と、男として対等に接しながらいつも笑わせてくれる父。そしてオギーの1番の親友である姉のヴィアに、初めての友達になってくれたジャック。
オギーを中心に話が展開していきますが、その周りの人物が抱える背景にもフォーカスしているので、よりストーリーに深く入り込めます。最後には誰もが笑顔になれる、素敵な作品です♩
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たまには泣くことも必要かも
普段抱えているストレスやいろんな思いも、一度泣くことでスッキリさせられるかも。
思いっきり涙を流して、来週からまた頑張る活力にしましょう♡