「普通のファッションじゃ物足りない。」そんな10代の女の子を中心に愛される個性派ファッション誌たち。その中でも、カリスマ的な人気を集めているモデル・古関れんさんにインタビュー!
「Zipper」を中心に活躍する古関れんさんのTwitterフォロワー数は10万人以上。人気テレビ番組「ナカイの窓」出演時も“原宿代表”として、その可愛らしいルックスに目が留まった方も多いはず。しかしその外見とは裏腹に、ブログで自分の経験を生かした悩み相談を行い赤裸々な体験や本音を語るなど、意外な一面も。
今回のインタビューでは、そんな古関れんさんの等身大トークや、「さすがモデルさん!」と思わずにいられない今注目のメイク法の紹介、おすすめスマホグッズの実演などをお届けします!
——古関さんのSNSを見ましたが、自撮りのポーズにバリエーションがあってどれもすごく可愛いですね! ポーズのコツや、最近おすすめの撮り方はありますか?
古関-客観視されるとなんか恥ずかしいですね(笑)。わたしすごい丸顔でそれを気にしてたので、全体的にどうにか“しゅっ”と見せるようなポーズが多いかもしれないです。あと、最近人に指摘されて気づいたんですけど、画面にちょっと角度をつけた方が盛れるなって思ってから、スマホを斜めにして撮るので頭の上の方が切れがちですね。
——つい最近の投稿で、顎の部分がタートルで隠れていて「小顔ポーズ」って書かれていたのがうまいなあと思いました!
古関-そうですね、バランスよく、小さいスペースに納まっているように見えるというか。わたしの仕事って、やっぱり自己プロデュース力が大事だと思うので、試行錯誤中です。
“ファンは自分の鏡”。同じ感覚の人が集まっているのに見て見ぬふりはできない
——印象的だったのが、SNSで悩み相談に本音で答えていらっしゃることでした。始めようと思ったのは、古関さんご自身に、そういう体験があったからでしょうか?
古関-元々、質問をもらうことは多かったんです。昔はあまり学校に行けなかったことを恥ずかしいと思ってひた隠しにしてたんですけど、「理解できる幅が倍になってるから、そんなにネガティブにならなくていいんじゃない?」って、でんぱ組.incの夢眠ねむちゃんに言ってもらって。「なるほど!」と思ったらわりと楽になったし、分かることが多い分、私だから人に言えることってあるんじゃないかなって思って、そういうことを少しずつ書き始めたんです。
そしたらファンの方から、「こんなことがあって、こういうことが辛い」みたいなことを言ってもらうことが多くなって。
“ファンは自分の鏡だ”みたいなこと言いますよね。同じ感覚の人が集まっているのに、それを見てみぬふりをするのもすごく変じゃないですか? 誰にも言えなかったからわたしのところに書いてくれてて、ネットだから言えることもありますしね。
でも、自分のためになってる面も大きいです。ただ善意で答えているっていうよりは、“人に何かを教える時は自分がそれ以上に理解していないと難しい”って言いますし、「こう思うよ」って伝えるためにまずは自分がどうだったかを確認したり、改めて整理できることにも意味があると思って続けています。
わたし、高校生以前のことって“死んだ”ものだと思って過ごしていたんですけど、そのことが少しでも人の役に立ったら無駄じゃなかったというか、当時のことが“成仏”していった感じがしていますね。
ブログで見られる詳細メイク♡ でも本当はちょっと恥ずかしい⁉
——そんな中で養われていった感性だと思うのですが、いつもどんなことからインスピレーションを得ていますか?
古関-起きてる時間は、ほぼスマホを見ています。TwitterやInstagramのオススメを見て、気になったものがあったらスクリーンショットして、組み合わせたりとか。常にアンテナを張ってるのかも(笑)。
——最近だと、ブログでかなり細かいメイクの仕方を載せていましたよね。
古関-メイクを載せるのってめちゃくちゃ女じゃないですか。本当は、女感が強いのがすごく嫌なんですよ、いや、女なんですけど!(笑)
一同(爆笑)
古関-以前自分のパーソナルブックを出した時にメイクのことを書いていたら、最近ブログのコメントで「れんちゃんはあの本の時とメイク変わってないですか? あの本見たら最新の分かりますか?」って言われて、本は買ってほしいけど最新ではない! みたいな(笑)。
あれが最新だと思ってメイク道具を買っちゃったとしたら良心の呵責じゃないですけど……そういうのがあって。
——真面目なんですね! かなり分かりやすかったです♪
古関-そうなんです、わたしはけっこう真面目なんですよ(笑)。だからちゃんと書こうと思って、書きました。
注目は韓国発コスメのティント。キーワードはキラキラ☆
——期のおすすめのメイク方法や、メイク用品があったら教えてください。
古関-今期は気になってるものがすごくたくさんあるんですが、中でも韓国で流行っていたティントが気になります。
——色素沈着するコスメですね! わたしも眉毛に使ってます。
古関-最近眉毛も出てましたね! リップティントって、韓国のプチプラコスメのところから始まっていると思うんですけど、それを最近は「Yves Saint Laurent」や「GIVENCHY」が出したりしてて、それが気になります。
色持ちがいいのって本当に助かるじゃないですか? 食事に行った時に“途中から唇の色皆無!”とかすごく気になるので、ありがたいなって思ってます。眉ティントの使い方もすごく進化してますよね。あれ知ってます? 涙袋とかに書いて。
——ノーズシャドウにしたり、陰を作るんですよね。
古関-でもやりすぎると鬼奴になるってすごい話題になってて(笑)。新型だと粉のティントとかもありますよね。まだ日本では出てないみたいなので、試してみたいですね。
古関-あとは肌質が真っ白で陶器っぽかったりする韓国の可愛い女の子が好きなので、アイシャドウとかもラメ感が多いものが気になります。
——ちょっと赤みがかっている感じですね。
古関-色で言うと、オレンジピンクっぽい感じ。暖かみのあるやつで、艶っぽい。瞬きしたり顔振ったりするとキラキラするようなのが1番気になります。全体的に、一色で目をうっすら囲うような使い方もいいですね。今年はパウダーとかもキラキラしているものや、カラーが入っているものも多いじゃないですか?
わたしも今ネイルがそうですけど、全部グリッターが入っているものが流行っていたりとか。本当、メイクって面白い!
湿度の高い本がタイプ。本を読まない人にもオススメしたい短編は?
——本もお好きなんですよね。最近面白かった本、オススメの本があったら教えてください。
古関-意外と……読みますね(笑)。読む本に人間性がでるって言われてますけど、本当にじめじめした本ばっかり読んでるんですよ(笑)。最近「あのひとは蜘蛛を潰せない」っていう本を読んだんですけど、もう湿度が高い本で。人にみっともないと思われてるかもしれないとか、ちゃんとしなきゃっていう呪縛に縛られながら生きていく女性の話とか。誰にでもわかるなって所があるんじゃないかなって思います。
あとあんまり短編集は読まないんですけど、江國香織さんの「つめたいよるに」っていう本がすごく面白かったです。恋愛短編っぽいのに、登場するのが人間と人間じゃなかったりする。すごく短くてさらさら読めるので、あまり本を読まない人にもオススメしたいと思いました。
スマホケースはラッキーカラーのピンク♡ 2016年のNo.1のケースも発表!
——お使いのスマホケースって見せていただけますか?
古関-はい! 「KENZO」のピンクのケースです。
——トラなんですね! かわいい! ちなみにスマホケースはどのくらいの頻度で変えていますか?
古関-わたし、めちゃくちゃ変えるんですよ!! これは2ヶ月くらいで長持ちしてるほうだと思うんですけど。わたしが月1で収録している番組では現場にスマホを持って行っていいんですけど、毎回ケースが違うらしいんです。「あのケースどこいった!?」って言われるくらい(笑)。
——選ぶ基準はありますか?
古関-ピンクが多いです! 服はそんなことないんですけど、持ち物はピンクがめちゃくちゃ多いですね。メイクポーチとか、定期入れとか。なんかピンクって……可愛くないですか?
——間違いないです!
古関-ピンクはラッキーカラーな気がするんですよ。視覚的に元気がでる。「部屋のカーテンをピンクにすると若返る」っていうよう分からん情報を聞いて(笑)。それが根底にあるのかもしれない! 今のはシンプルで使いやすいんですけど、2016年1番ヒットしたケースはこれですね。
——韓国発の「SUN CASE」ですね!
古関-そうです! リングと同じ要領で、布の部分にひっかけられるし、ちゃんと布の部分でもスマホが立つんですよ! ポケットに入れて紐だけたらすのも可愛くて。で、これが普通のバージョンじゃなくて、「CHUU」っていうブランドが「Esther Kim」っていううさぎのキャラクターとコラボしてたもので、それがすっごい可愛くて! めちゃくちゃお気に入りでした♡
こんなに自然でこんなに可愛く♡実物の良さを引き出してくれるカメラアプリ
——最近、お気に入りのアプリなどがあったら教えてください。古関-今は一周回って、スマホで撮った写真に後からでフィルターをかけるのにはまっています。その中でも自分は成長したんだなって思ったの「Camera360」のSweetっていうフィルターに顔面がついていかなくなったこと!(笑)。「Camera360」のSweetさに顔面が追い越された……と思いましたね。一同(爆笑)古関-あとは中国のカメラで、「BeautyCam」っていうアプリが本当に素晴らしい!! 高級美顔っていうのを使うんですけど、ビフォーアフターもわかりやすくて、肌がめっちゃツルツル。ほら!へび♡ pic.twitter.com/5s76j6HVyL — 古関れん (@renchi_6) 2017年1月5日
——髪までツヤツヤしていますね!
古関-そうなんですよ! 背景だけぼかしたり、すごくいいカメラで撮ったみたいになるんです。スマホのカメラで撮ったのに、一部だけピントが合って後ろがぼけて、一眼で撮った写真みたいになる。不自然じゃないっていうのがすごくポイントだと思いますね。全ての女の子に使ってほしいアプリです(笑)。肌質がもともとすごいイケてる人っぽくなります!
カメラアプリ
話題の雑誌付録、自撮りライト。売り切れで手に入らず買ったのはこれ!
古関-これ知ってますか?
——自撮りライトですね!
古関-本当は「CanCam」で付録になっていたものが欲しかったんですけど、どんなに探してもなくて。しょうがなく楽天で買いました。しかもこれ3段階に光が調節できて、しっかり目の中に光が入る。
——女優ミラーみたいな感じですね。USB充電ですか?
古関-これは電池ですね! 本当に「CanCam」の付録のライトが欲しくて、店舗に電話をかけたんですよ。そもそも人に電話をかけるのが苦手なのにどーーーーにかして手に入れなきゃ気が済まなくなっちゃって。これが1番レビューがよかったんです。
古関れん PROFILE
古関れん(こせき・れん)
1995年5月10日生まれ 身長:156cm
10代後半の女性向け雑誌「Zipper」を中心に、ファッション誌で活躍中の人気モデル。可愛らしい見た目からは想像できない発言や、サブカル色の濃い趣味を持つなど個性的な一面もあり、10代の女の子からカリスマ的な支持を集めている。
PHOTO:井上圭佑/文章:馬塲言葉